アダルト オリエンテッド ロックの代表格 革新的ミュージシャンも77歳
Boz Scaggs(SOLD OUT)
9/21 (火) 7:30pm
Humphreys Concerts By the Bay
www.humphreysconcerts.com
ポピュラー音楽史でアダルト・オリエンテッド・ロック (AOR) のジャンルを確立した第一人者。
1976年のアルバム『Silk Degrees』が全米チャート2位となり、R&B 路線から逸脱したサウンドが話題を呼んでAORの大ブームを巻き起こす。
「堕落したロック」 と低評価だった彼の音楽は、時代の変化とともに新生ポップスとして称賛されるようになる。
60歳代を迎える頃に発表したスタンダードジャズのアルバムも全米チャート1位に登り詰めた。
ボズ・スキャッグスは、ブルース、ジャズ、R&Bのシンガーソングライター、パフォーマーとして名を馳せている。
1960年代にはスティーブ・ミラー・バンドのギタリストやリードシンガーとして活躍し、70年代にはソロでトップ20に入るヒット曲を何曲も出して知名度を高めた。
その中には、高い評価を受けたマルチプラチナのプロト・ディスコ・ブレークスルー・アルバム『Silk Degrees』(1976年)に収録された「Lido Shuffle」や「Lowdown」などがあり、トップ200で2位を記録している。
スキャッグスの気取らない、高音で聴かせる歌唱力こそが、彼の個性を特徴づけている。
そのゆったりとした語り口とは裏腹に、深い集中力と情熱を感じさせる。
スキャッグスのレコーディングは、ブルース、R&B、ポップス、ジャズ、ロックなど多岐にわたり、それぞれの時代を彩った最高のミュージシャンたちと共演してきた。
レコーディングの頻度は少ない。
その中でも『Come on Home』(1997年)、『Memphis』(2013年)、『A Fool to Care』(2015年)、『Out of the Blues』(2018年) などのスタジオ・アルバムに耳を傾けると、高校時代から新進のミュージシャンの片鱗を見せていたスキャッグスが強い関心を抱いていたR&B、ソウル、ブルースへの生涯にわたるこだわりを予感させるものがある。
1944年6月8日にオハイオ州で生まれたボズ・スキャッグス (本名=ウィリアム・ロイス・スキャッグス) は、今年77歳。
革新的ミュージシャンの道を歩んできたスキャッグスの円熟味は増すばかりだ。
チケット:完売
Picture:Boz Scaggs / © Kathy Hutchins / shutterstock.com.