予約

shinji-san.gif ▽86歳の母。50代初めに仏門に帰依し、老境を迎える頃には精神的充足を勝ち取り、今では「魂が救済され、旅立つ心に乱れなし」と語るまでに—— 。私は仏教書を読んでも観念的に理解するのが精一杯。悟道に通じた母の足元にも及ばない。そんな母から年に一度、私と妻宛てに 「星札」が送られてくる。これは霊験あらたかな “お守り札” らしく、身に付けていれば除厄招福の功徳が得られるという。星札を得るまでの手順が複雑だ。数に制限があるので、母は指定期間にお布施とともに予約を取る。冬至から立春まで本堂で護摩が焚かれ (智慧を象徴する火が煩悩を表す木を燃やす)、浄化と祈祷のプロセスを経て札が準備される。母は星札を頂くために、冬の間、寺に通い詰める「寒参り」をしなくてはいけない。「老体の寺通いを想像すると辛い。もういいよ」と告げても予約をやめない母。息子夫妻に送り続ける親心 (星札) は今年で28年目。▽19年前のワールドシリーズはヤンキース vs. パドレス。ネットと電話を駆使し、1日がかりで奇跡的に第5戦の一塁側二階席券をゲットした。その直後、パドレスが4連敗したら … と突然不安になった。翌日、丸1日かけて第4戦も予約購入したのがよかった。パドレスは1勝もできず、第5戦は払い戻しとなった。 (SS)
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sato-san.gif ▽インターネットの出現で「予約」のスタイルが一変した。昔はすべて旅行社を通して旅行の予約をしていた。シーズンになると人気のホテルなどは、個人が申し込んでも、受け付けてくれない時代もあった。でも今は、パソコンや携帯から手軽に、自分が行きたいところ、泊まりたいところ、すべて自分で選ぶことができる。JALは330日前から国際線のチケットを発売しているし、里帰りのときに便利な「JRきっぷ予約 = えきねっと」、友人に薦められた「民泊サービス = Airbnb」、30日前から予約可能な「配車サービス = Uber」等々、なんとまあ、便利な世の中になったものだ。▽重い腰を上げて、リビングトラストやさまざまな委任状を弁護士さんに作ってもらおうと準備を進めている。事前医療指示書 (ACH) には、延命治療、終末期のモルヒネ、司法解剖、献体などの項目もあり、死に向かっている人生をリアルに感じてしまう。遺体は火葬して、旦那と自分、それぞれ先祖代々の日本のお墓に入るようにしたのだが、それでは二人は離ればなれになってしまうと大爆笑。遺骨の一部を別の場所に納骨できるよう、二人だけのお墓も用意しようと思案している。「生前予約承ります。納骨やお墓のことならお任せください」。ピクニック気分でお墓参りにきてもらえる、そんな場所をネットで検索している。 (NS)
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sheau-ching-san.gif 台湾の風習として、大晦日には家族が全員集まり、夕飯を一緒に食べて、アメリカの感謝祭のように皆でお祝いをする。妹2人はそれぞれの旦那さんの実家に行き、その家族と一緒に大晦日を過ごす。父は母が生きていた時、いつも2人で大晦日を過ごしていた。母が亡くなって以来、私と夫がサンディエゴから台湾に行き、父と大晦日と旧正月を過ごすことにしている。大勢もいいけど、3人だけの大晦日も結構気楽で楽しい! 運転と駐車は大変なので、父の家から1分ほどで歩いて行ける人気レストランで夕飯を。食べ放題のお店だけど、大晦日の予約を取るのはなかなか難しい! 初回はぎりぎりで決めて予約したが、"通常"のディナー時間は満席と告げられ、空いていた時間は午後4時! えっ!? と少々困惑したが、上手くスケジュールを調整して、遅い朝食、ランチ抜きで午後4時に大晦日の夕飯を食べに行った (笑)。2回目は早めに予約しておいたので、問題なく普通のディナーの時間で楽しむことができた!! (S.C.C.N.)
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yoko 2013年の春、8か月の息子を連れて日本へ里帰りした。サンフランシスコ国際空港から関西国際空港までのフライト予約の際に、息子用にバシネットをお願いした。バシネットを予約すれば、自分の席の前方の壁に乳児用の簡易ベッドを取り付けられるので、飛行中に赤ちゃんがバシネットで寝てくれたら親は助かる。ところが、チェックインの時に 「バシネットの予約は入っていない」 と言われた。「確かに予約を入れたし (カンファメーションのプリントアウトも持っている)、困るんです!」と粘ってみたところ、バシネット取り付け可能のバルクヘッド席に代えてくれた。その席に座っていた人にビジネスクラスをオファーして空けてくれたらしい。ありがたい! バルクヘッド席は広々としていて快適だった。お隣さんも優しくて親切な方だった。でも、息子は結局、バシネット内で寝てくれず、起きている時の遊び場となった。それ以外はずっと抱っこ。「予約が入っている、入っていない」で揉めたけど、結局、バシネットは必要だったのだろうか・・・。 (YA)
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reiko-san

日本語だと、レストランでも歯医者さんでもなんでも「予約」でOKだけれど、英語だと「appointment」と「reservation」を使い分けないといけない。こちらに住み始めて間もない頃は、この違いがいまいち分かっておらず (学校で習ったと思うが、頭に入っていなかった) テキトーに使っていた。ある日、ドクターオフィスに電話で予約を入れ終わった後、そばで私のやり取りを聞いていた旦那に「ドクターに予約入れるときは、reservation は使わないよ」 と苦笑いされた。そして、そのとき私は自分が今まで 「appointment」と「reservation」をテキトーに使っていたことに気がついた。豆知識 (勝手に) ①「reservation」は座席や場所をキープする必要がある時に使う。②「appointment」は人に対して使うことが多い。知らなかった〜。恥ずかしい〜。でも、間違わずに使い分けようとしてもなかなか定着せず、しばらく苦労した。どちらを使うか迷った時は「ドクターアポ」という和製英語を思い出すとよい。(こんなことで苦労しているのは私くらいかもしれないが)  (RN)

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suzuko-san このところ、United航空をはじめ、エアラインのダブルブッキングが取り沙汰されている。最近でこそ、帰国便の再確認はしなくてよくなったが、かつては復路便の3日前からそれは要求されていた。ある年の8月31日、私はシンガポールのチャンギ空港にいた。9月1日から始まる新雑誌を立ち上げる仕事が待っているので、是が非でもその日に飛ばなくてはいけなかった。もちろん予約の再確認はしてある。空港に着くとカウンターには人が溢れ返り、長蛇の列で一向に前に進まない。どんどん出発の時間が迫ってくる。私はあせる、あせる。待っている人たちに尋ねると、ヨーロッパから飛んで来て、シンガポールで日本行きに乗り換えて帰国する予定らしい。帰国便の予約再確認は旅行中のため怠っているという。私はしてある! 申し訳なく思ったけれど、皆が並ぶ列を飛び越えて、カウンターへと走り、事情を確かめると、オーバーブッキングで席がない、と言うではないか。とんでもない! 私は予約の再確認はちゃんとしてある、ここに確認番号もある、と強く言い張り、最後の最後の一席をゲットすることができ、無事帰国の途に。しかも、ビジネスクラスをもらって。これをもって私は 「無事ネスクラス」 と称している。ばかな~! (Belle)
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jinnno-san レストランにフラッと立ち寄って入るのと、あらかじめ予約して出かけるのと、ちょっと違いません? あまりレストランにフラッと入ることはないのだけど、この間、散歩の途中で40分経過くらいに脱水症状みたいになり、急に体が“お飲み物” を欲した。で、いつもは横目で見て「ここに入るのはやめよう」と通過していたお魚のレストランへ。あのー、すみませんが、米国系のお魚のお店って、下調べなしで入るのは、あやし~~ (と思わない? 笑)。なので、お魚屋さんだけど、流行のPokeを代表作としてるけど、定番の揚げ物にあたりさわりはなかろうカラマリと、ワインをボトル1本 (脱水症状にはコレ! 笑!) を頼んだ。脱水症状から無事脱出! カラマリもぐー! だけどー、このお店の3軒手前あたりのレストランは3人以上でいく場合は予約し、2人でカウンターに座って飲む場合はフラッと予約なしで立ち寄れる、ホントは高級ブティックレストランなんだけど、飲みに行くだけでもオーケーだし (たぶん、わたしが勝手にそうしてるだけ 笑)、特別な日に予約して食事をしに行くにも、もちろん抜群な雰囲気のかーいらしいお店なのー! そのお店とは!?!→ おしえなーい! 笑! 予約が一杯になると、わたしがフラッと寄れなくなるからさー!(自己中! 笑)。 (彩雲と那月と満星が姪)
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『予約』 は、私の性格に反している行為だ。① 予約を入れる:病院、歯科医院、ケーブル会社、エアラインなどに電話をするのが嫌。大抵はロボットが最初に電話に出て、1を押せ、2を押せだの言ってくる。で、その後は「すぐに係の者が相手しますので、お待ちください」とロボットに言われ、変な音楽を聞かされ、数十分。時間を無駄にしている感覚大。② 予約日の数日前:予約されている日にあえて行きたくなくなるのはなぜだろう・・・。自分が入れた予約なのに、束縛されているような感覚がする。そういえば、若い頃、彼氏とこの日に会うと約束してあるのに、当日になると、妙に面倒になっていたな・・・。③ 現実:先月、半ば強制的にホームドクターから健康診断の予約を入れさせられ、8年ぶりに診てもらった。すべて健康! イェイ! 「だから、健康診断を予約しないんです!」と思って、病院を出る時にペーパーワークをもらった。そこには、今までの私の歴史の記録が。予約を入れてはキャンセル、予約を入れてはキャンセルしている “黒い記録” が全部印刷されていた。 (IE)


(2017年8月1日号に掲載)