お得感

shinji-san.gif ▽還暦を迎えてリビングトラスト (生前信託) の作成に着手した。これこそ「遺言」だ。死への佇まいを正す年齢ゾーンに突入したと、つくづく思う。直近の特集が『引退後の暮らし』ということもあり、老後について夫婦でじっくり話し込んだ。「お得感」という観点から、まずは相当額を掛けている多くの保険を見直そうとしたが、どうにも理屈が合わない。介護保険などは、それを使わずに五体満足なら極上の老後なのだから、ムダ金を投じたと後悔するのは筋違いだ。掛け金への「損失感」こそが幸福度のバロメーターだと再認識した。▽86歳の母は矍鑠 (かくしゃく) として気が若く、健脚の持ち主。介護とは無縁だが、万が一に備えて、日本で受けられるサービスの実状を調べてみた。「お得感」のある特別養護老人ホーム (特養) は入居資格の要介護度が3以上で、待機期間は3年以上だという。有料老人ホームに入居した後で特養の空きを待つ方法もあるが、有料ホームに定住すると、入居一時金が数千万円から億単位になることも。母を呼び寄せた場合、米国に公的介護保険制度はなく、私たちは在宅介護への覚悟を迫られる (母は異国で最期を迎えたくないと言う)。介護に関しては「お得感」という選択基準を求めるのは非現実的なようだ。 (SS)
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sato-san.gif ▽子どものころ、実家が千葉で小さな食品マーケットを開いていた。38円、198円など、店では端数を「8」にする暗黙の値付けルールがあって、値札をペタペタ貼る手伝いをよくしていた。なぜ、末尾を「8」にするのか、聞いたこともなかったが、心理学ではこれを「端数価格効果」と呼んでいるそうだ。人は“お得” と“情” に弱い生き物で、「価格が大台に乗っていない」「大台のお金を出したらお釣りが返ってくる」という点が消費者にお得感を与え、購買意欲を刺激するらしい。因みに、日本は「8」、アメリカでは「9」が使われているとのことだ。▽そのお得感から「日本人でも一度は使ってみたい」と言われるJRパス。このパスの使用条件が今年になって二転三転した。とりあえず東京五輪が行われる2020年末まで、在留期間が10年以上の在外邦人は引き続き購入できることとなった。これらの「軌道修正」の経緯については「ジャパン・レール・パスを考える在外邦人の会」の70か国に住む在外邦人8,000人分近い署名運動や、在ブラジル日系人社会の嘆願書が反映されているように思う。日本政府が「訪日客をさらに増やそう」と呼びかける中、外国人に訪日を働きかける在外邦人の役割は決して小さくないと思う。「このままではいけない」とすぐさま立ち上がった有志たちに拍手を送りたい。 (NS)
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sheau-ching-san.gif 井村屋のチョコ最中アイスクリーム(抹茶じゃなくバニラのみ) は私の大好物! シンプルでそんなに甘くはなく、ワッフルとの組み合わせは最高だと思う!! でも、通常の値段はタックス込みで1つ2ドルくらいもするので、毎日のデザートとしてはちょっと高めかなぁーといつも思う (貧乏性の私??^.^)。買いに行く時はスーパーの特売日を狙っている。特売価格は大体1個99¢になるけど、たまに1個89¢ともっと安くなる時もある。その時、私は必ずマーケットへ行き、自分1人のため、箱ごと15〜20個 (それ以上だと冷凍庫に入らないから) のまとめ買いをする。家の冷凍庫にパンパンに並んだアイスクリームを見ていると、とても 「お得感」 を感じる (^-^)! そのアイスクリームを2つに分けて、毎回半分ずつしか食べないようにしている。コントロールしないと、どんどん食べて、冷凍庫はすぐ空っぽになる。近いうちにまたセールになるのかなぁーと期待している私。。。井村屋のチョコ最中アイスクリームを食べたい!! (S.C.C.N.)
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yoko 4人家族となると、やっぱり食費がかかる。なるべくお得に安くしようと努めた結果、買物する場所や買う物のパターンが決まってきた。まず、パンは日系マー ケットのセールの食パン。曜日によって、賞味期限の近いパンが99¢になっている。それを3、4本買って冷凍しておく。野菜・果物と子供たち用の乳酸菌飲 料はアジア系マーケットで買う。25本で4ドル程度なので、ヤクルトよりダントツに安い。数年前に近所にできた Grocery Outlet もよく使っている。アウトレットというだけあって「訳あり商品」や賞味期限の近い商品が置いてあり、普通のグロサリーストアに比べるととても安い。仕入れ はその時によって様々。SFのカフェのコーヒー豆のストックがあったり、ちょっと変わったフレーバーのお菓子があったりで、なかなか楽しい。あとは Target。いつでも5%割引きの Target Red Card と Target のクーポンアプリ “Cartwheel” を使うと、かなりお得に買物ができる。せっかくなので、日常に不可欠のグロサリーショッピングも楽しみながらしたい。 (YA)
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reiko-san

△我が家の庭には、以前のオーナーが植えたフルーツの木々がある。水やりはたまにするけれど、肥料もやらず、雑草も生い茂る中、4本あるりんごの木は毎年、一生懸命実をつけてくれる。今年もたわわに実をつけ、熟す先から鳥が食べ、夜中にはアライグマなどの野生動物も食べに来ている模様。先日はスーパーのレジ袋数袋分のりんごを収穫。我が家だけでは食べきれず、ご近所さんにもおすそ分け。見た目は悪いけれど、味はなかなか。庭から採って食べられるっていうのは何ともお得な気分になれる。△昨年、中古で購入した Adventure Island (=AI) という帆付きのトリマラン型タンデムカヤック。夫と娘と3人でこのAIに乗って海で遊んでいる。セイリングの知識が全くない私と娘もだいぶ風のつかみ方など分かってきて、その面白さに目覚め始めた。このAI、風がない時はペダルステップを踏んで進めることもできる優れもの。風のあまりない日は必然的に足で漕がないといけないのだが、これが運動不足の私には非常にこたえる! でも、しっかり漕がないと進まないので必死だ。私の運動不足解消と家族レジャーが同時に実現できて、これもとてもお得 (?)。 (RN)

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suzuko-san これは私の最も好きなテーマである。とにかく正価で買うのを嫌う人間なのだ、私は。かつてから、広告のセール品をリストアップし、日用品など賞味期限のないものは買い貯める。必要だから買うのではなく、安い時に買っておくのである。そうすれば、必要な時に正価で買わなくて済む、というものだ。私の生活は「お得感だらけ」なのである。この性格に火をつけたのが、クーポン。私がこの国に足を踏み入れた当初は、日本ではまだクーポンなるものが普及していなかった。まるでお伽の国に足を踏み入れたよう。新聞の日曜版に織り込まれてくるクーポンが待ち遠しい。+週替わりのスーパーの広告。当時は、クーポンを持って行けばスーパーが同額を差し引くという信じられないサービスもあった。この2つを組み合わせて、有り得ない価格でゲットしてくるのだ。時にはレジのお姉さんを唸らせたこともあるほどだった。いつか、かつての旦那に「見て、私はこれだけ努力して、こんなに安く買ってきた」と自慢げに言ったら、「すごいじゃないか、でも君、これほとんど我が家では要らないものだよ」。ま、こんなこともありました。あれから … 20年。このクーポン癖は、物品より、レストランに移行し、今では外食のお得感を楽しんでいる。 (Belle)
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jinnno-san 小学生の頃だったら、コロッケ屋のおばちゃんが「コロッケ1個おまけしとくよ」があいさつ、というか定番、というかご近所付き合いの風情、というか、そして子供にとっては史上最強の、まるで宝くじが当たったかのような “得した気分!” で舞い上がった、でしょ? 道端で100円拾ったときのやったぁー!感、みたいな (笑)。その喜びが、、年齢を重ねるにつれて、なくなっちゃった!(笑)。周りでは、クーポンを駆使して得した気分になったり、なるべくもらえるものはもらって満足感を得たり、時にはクーポン使うし、頂けるものは嬉しいし感謝だけど 「得したー!」 とは別の感情、だな ← 大人になったのぉ! (笑)。でも世の中には、これでもか!と、いかに得するかに集中している人もいるわけで …。わたしはどちらかというとガツガツの反対 (単語が分からん 笑)。先日、お寿司屋さんで隣の席の人と話してたら 「僕のレストランのギフト券あげるよ」 と、気前よくくれた! この時の感情は“ウレピ〜い!” で、早速、リトルイタリーにあるそのシャレたレストランに男児誘ってブランチに行き → 気持ち良くブラッディーマリーなど飲み → 飲み → 飲み → 普通に会計を済ませて帰った・・・。皆さん、ここで何かが足りないと思いません? 答え:もらったギフトカード、使わず・・・爆! (那月と彩雲と満星が姪)
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「得」というよりは「節約」なのだろうが、得するために労力を使うことが苦手だ。買物もセールを狙って行くとか、クーポンを使うことなどほとんどしない。しかし、我が家は決して裕福ではないので、そんなことも言ってはいられないと思い、子供ができてからはママ友が教えてくれた有難い情報をなるべく有効活用しようと、まず、ママ友たちの多くが利用しているという「Chinook Book」という本を12ドルで購入してみた。この本はスーパーやカフェ、特定の商品などのクーポンが本になっている。私がよく行く日本食スーパーのクーポンも入っていたこともあり購入したのだが、それ以外はほぼ使わないことに気がついた。さらに、クーポンを使い慣れていないため、出かけた時に家に置いてきていたり、クーポンの存在を忘れていたりで、結局、有効期限が過ぎてしまった。得 (節約) をしたくて買ったのに、最終的に無駄にしてしまったのだ。上手に使っている人たちは、自分の使わないクーポンをネットなどを利用して、必要な人とうまくトレードしたりしているのだとか。えらいなぁ〜。私は、そのトレードするということが、既に面倒くさく感じてしまうのだ。やっぱり、自分にはそのとき必要なものをちまちま買うのが合っている気がする。 (SU)


(2017年8月16日号に掲載)