Thursday, 18 April 2024

緊急事態

 

 
10年前、東日本大震災後の親族会に出席するため日本へ向かった私は、成田到着から帰省まで緊急事態の波状攻撃に見舞われる。① 空港の両替所で財布を紛失! どこを探しても出てこない! スられたか? パニックに陥った私は「財布が消えました!」と案内係の女性に助けを求めたが、相手はどうすることもできない。迷惑そうな顔で「困りましたね〜」。財布は同じ色のビジネスバッグから垂れていたショルダーストラップに引っ掛かっていた。「ありました!」と喜ぶ私に、迷惑そうな表情で「よかったですね〜」。ヘタリ込んだ私は自販機の前で「お〜いお茶」を立て続けに2本飲み干す。② 数分後、エスカレーターに右足が巻き込まれて転倒! 激痛で歩けない。空港職員の介助を受け、車椅子でクリニックへ搬送される。この事故は足を切断する恐れもあるとか。幸いにも、私は軽い捻挫と診断され、安静にするため空港近くのホテルに一泊。③ 翌朝、痛みは消えたものの、JR 運行管理システムに不具合が生じ、新幹線が運休! 福島行きの高速バスに飛び乗ったが、東北自動車道が出てこない (車窓から見えた牛久大仏に疑惑)。常磐道、磐越道経由の遠回りルート! 事故も発生して大渋滞。サンディエゴから福島市に着くまで丸2日を要した。親族会も出られず…。(SS)
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▽最近、笑っていない。コロナ禍に、ペットロス…。さすがに、笑う気になれない。そんな中、友だちが「少し笑え〜」と川柳をどんどん送ってくる。「足りてない 金と会話と 太陽光」「なぜ吠える マスク姿の 飼い主に」「頑張った ただ家にいる それだけで」「タイピング 上達したが 口下手に」「我が家では 濃厚接触 とんとなし」「大声を だすなと孫に 叫ぶ祖父」「我が妻も マスク美人の 仲間入り」。ふふふ。。。と笑ったら、少し元気が出てきた。世界中が非常事態の今だからこそ、笑いを忘れないようにしたい。▽「リモートで しっかりつくのは 脂肪だけ」。近頃、メキメキと体重が増えている。ここ数年で15キロぐらい増えた。「趣味はダイエット、特技はリバウンド。リバウンドしちゃったけど、またダイエットすればいいや」と安易に考えていたのが大間違い。どうやら、ダイエットに抵抗性ができて、痩せにくいカラダになってしまったようだ。そこに加齢による基礎代謝の低下なども加わり、力士街道まっしぐら。カラダに悪い。本当に緊急事態だ。 (NS)
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空港での待ち時間や、 搭乗手続きの前に、ラウンジでのんびりしたり、レストランで食事したり、免税店で買い物したりなど、時間つぶしにウロウロした経験は誰にもあると思う。私はいつも余裕を持って早めに空港へ行くタイプ。日本での留学中、台湾への里帰りを年に1回していた。ある夏休み、いつもの里帰りで、成田空港で早めにチェックインを済ませ、出国エリアへ向かい、搭乗手続きのラインで待機していた。なぜかその日はびっくりするほど混雑していて、全然進まない状態。このままじゃまずいと思った瞬間、私の名前が呼び出された! 手を挙げたら、乗務員らしき方が 「早く、早く! こちらで出国手続きを!」と一番前に連れていかれた。終了後に「お客様、ゲートまで走ってください! XX便が間もなく出発します!」 と言われた。ええっ?と思って、その方の後ろについて走り出した。心臓が止まるほど息が苦しかったけれど、ギリギリで旅客機に乗れた! 何と! 私を除く乗客全員がボーディングしたので、予定時間よりも出発が早まったという。何度もアナウンスしたらしい。。。あんな緊急事態は最初で最後にしたい !! (S.C.C.N.)
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yoko
「緊急事態」と言えば、カリフォルニアでも昨年の3月から広まった新型コロナウイルス。緊急事態宣言が最初に出たころは、買い占めでストアからは品物がなくなり、外出自粛、在宅勤務でフリーウェイはガラガラ。レストランはもちろん、公園、ビーチも立ち入り禁止だった。家のそばのものすごく小さいファモサスラウ湿地帯にも、ご丁寧にキープアウトテープが張り巡らせてあった。夏の終わりに、ようやくレストランの営業が可能になり、いろいろ元通りになっていくかと思ったら、ホリデーシーズンからサンディエゴはまた「緊急事態」になった。「緊急事態」なのだが、みんな慣れてしまったのか、飲食店が生き残るためには仕方がないのか、今でもアウトドアダイニングをしているレストランをよく見かけるし、まれにインドアダイニングしている人もいる。ショッピングモール、公園、ビーチにも人がいっぱい。道も混んでいる。これでは新型コロナ感染拡大がなかなか止まらない。ワクチン接種で状況が良くなっていくことを願う。 (YA)
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reiko-san
△車の故障は私にとって、いつでも緊急事態。これまでに経験した緊急事態は、パンク、エンジンがかからないの2種類。タイヤに釘か何かが刺さって、ゆっくりと空気が抜けていくパンクしかまだ経験していないけれど、自分でタイヤを替えられないから、とても焦る。頼みの綱はいつも夫。スペアタイヤに取り替えてもらって、あとはタイヤ屋さんに持っていって直してもらうか、新しいタイヤを取り付けてもらうか。エンジンがかからないのも、自宅でならまだ良いが、外出先で発生すると最大級の緊急事態となる。何度かのピンチは、やはり家族が頼り。車はトーイングサービスを呼んで馴染みの車修理屋さんに運んでもらい、私は家族の車で自宅に戻ってこられて助かってきた。これを自分一人で、全てやらないといけないとなったら、緊急事態がさらにパワーアップすること必至だ。△何年も前、飼い猫のとらちゃんが3日間ほど家に帰ってこないという緊急事態が発生した。庭のどこを探してもいない。フェンスを乗り越えてどこかに遊びに行ってしまったのか。もうこの家に嫌気がさして家出をしてしまったのか。諦めかけていたら、ある日、ひょっこり、何食わぬ顔で戻ってきた。もうちょっとで、次の猫をアダプトするところだったよ〜、とらちゃん (冗談です)。 (RN)
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suzuko-san
普通、緊急事態というものは、滅多に起きるものではない。それが、忘れもしない、たった1日でこれでもか!というほど、緊急事態に見舞われた日がある。それは…ニューオリンズへ旅立つ日であった。朝、乗り換え空港でのランチの準備にと、チーズを削 (そ) いでいた時、誤って親指を削いでしまったことが悪夢の始まり。大量の血を止血するのに大わらわ。なんとか止血してタクシーを待つが来ない。連絡すると、朝の予約のはずが夜になっている、という。何とかギリギリで空港へ着き、チェックインしようとすると、飛行機の予約がない。そんなバカな! 予約済みの印刷紙を手に交渉、交渉。離陸5分前に飛行機に飛び乗った。ほっ! 飛行機はアトランタ乗り換え。乗客の一人に彼の地の時差を聞くと2時間だと言う。時計をセットして、アトランタ空港でサンドイッチとビールでしばし休憩。食後の運動にと空港内を散歩していたら…我々が乗るはずの飛行機のゲートが閉まる案内が? え!? 慌てて駆けつけるも、目前でゲートがクローズ。嘘でしょ! 時差は3時間のアトランタ、2時間のニューオリンズのトリック?に惑わされたのだ。次便は満席。結果、別便の切符を新たに買い直して、ニューオリンズに着いたのは深夜。まったくぅ! 忘れもしない緊急事態だらけの1日だった。とんでもないよ! (Belle)
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jinnno-san
スーパーでもショッピングモールでも、おトイレの位置は把握してて “緊急事態” は免れる。なんならトイレの質も選んでいて (笑)、同じトイレなら、ちょっとは我慢して (笑)、ビーチにある公衆トイレより、ホテルのロビーの高級感あふれる方にわざわざ行く。砂漠へキャンプに行ったとき、トイレはそのヘンだから (笑) 緊急事態にはならないけど、そのヘンとは言いつつ、キャンプベース (テント) から歩いて30秒以内の茂みに隠れて (隠れたつもりで 笑) する。キャンプ中は、ネコのように同じトイレスポットを決めていて、同行したH部長にも個別のスポットがあり、そこはわたしの真横の茂みなので、同時にトイレに行く場合、かすかに姿は見える (笑)。朝、自分のスポットに行き、当然オXツ丸出しで用を足し、パンツを穿 (は) こうとしたそのとき、、誰もいないハズの大自然の砂漠に…人声が!、、しかも団体で!(笑) … あ!と思ったが、声から判断してもう3人くらい来てる (笑)。とっさの判断で立ち上がり、使用済みティッシュを握り締め (きたね〜!笑)、パンツ穿き終ってないけどスカートだったから、隠蔽 (いんぺい) セーフ (笑)。ニッコリ “Good morning!” とキャンパー精神をあふれんばかりに発揮して、オXツ丸見えの緊急事態だけは、乗り越えたわ (多分バレてたけど 笑)。 (りさ子と彩雲と那月と満星が姪)
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① 緊急事態:マリブ編。一昨年のサンクスギビングの時、旦那の実家からの帰りにマリブに行ってみようということになった。車を停め、歩き始めた途端にお腹がグルグルと来た。100mほど先に Jack in the Box が見えた。小走りで向かう。トイレは男女共用が2つ。間に合った!が、なかなかスッキリしない。外からノックされる → 立ち上がる → またお腹がグルグル → 座る、の繰り返しで約15分ほど引きこもり。もう大丈夫だろうと外に出ると、そこには10人以上のトイレ待ちの列が…。鋭い視線をヒシヒシと感じながら逃げるように立ち去った。② 緊急事態:ランニング編。私は時々、走りに行く。マスクをしたくないので、メジャーなルートではなく近所を走る。そこでいきなりグルグル。ヤバい、家からかなり離れた…。そうか、公園のトイレか! いや、マスクを所持していない…。早く家に帰らなければ (涙)。が、走る振動でお腹が余計に刺激される。おしりをしっかり絞め、早歩き、これでは時間がかかり過ぎる! 冷や汗が出てくる…。頭の中で「緊急事態発生!緊急事態発生!」とサイレンが鳴っている。もうダメ! マスクなしで公園のトイレへ! それ以後、マスク携帯で走っています (笑)。(IE)

(2021年2月1日号に掲載)