太平洋艦隊司令官退役へ、昇任の道なし

太平洋艦隊司令官退役へ、昇任の道なし

SD・ユニオン = トリビューン紙、報道

2017年9月26日

U.S. Navy photo

米海軍太平洋艦隊のスコット・スウィフト第35代司令官が退役の意向を表明したと、複数の米メディアが9月25日に報じた。

昇任の可能性がないと告げられたためという。

スウィフト氏は海軍航空隊アドバーサリー飛行隊 (トップガン) の司令官を務めた経歴も持つ海軍大将。

太平洋艦隊は神奈川県の横須賀基地が拠点の第7艦隊を管轄。

第7艦隊所属のイージス艦と商船の衝突事故が相次いだことが、退役の決断と関係しているかは不明。

サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙電子版によると、太平洋艦隊司令官は、同艦隊が所属する太平洋軍の司令官が退任する際、その後任となるのがほぼ慣例となっている。

だが、スウィフト氏は同紙に、上官から「ハリス太平洋軍司令官の後任に指名するつもりはないと告げられた」 とする声明を寄せた。

第7艦隊では、6月にイージス艦が伊豆半島沖でコンテナ船と衝突、8月にも別のイージス艦がシンガポール近くでタンカーと衝突する事故を起こした。

これを受けてスウィフト氏は8月、第7艦隊のジョセフ・アーコイン司令官を解任した。

*写真は米海軍第7艦隊のブルー・リッジ級揚陸指揮艦


(2017年10月16日号掲載)