米墨国境の壁試作品、SDで建設開始

米墨国境の壁試作品、SDで建設開始

3か月遅れて着手、巨費で議会調整難航

2017年9月27日

トランプ政権が不法移民阻止に向け、メキシコとの国境に建造するとしている壁の試作品建設が9月26日、メキシコと国境を接するサンディエゴ南郊で始まった。

税関・国境警備局は約30日以内に最終的なデザインを選ぶとしている。

同局が選定した数社による試作品は高さ約5.5~9メートルで、コンクリート製などの8種類。

AP通信によると、3か月遅れの着手となった。

両国の国境の総距離は約3,200キロ。

試作品の建設地はティファナ北端の貧困エリアに向い合う地域で、オータイメサ税関の東方約3.2キロ、国境からサンディエゴ側に約30メートル手前の地点。

トランプ大統領は1月、メキシコ国境への壁建設を指示する大統領令に署名した。

壁建設をめぐっては、巨額の費用などで議会との調整が難航。

反発も強く、実現するかどうかは不明だ。

地元当局はこの日、抗議活動を警戒し、現場周辺の警備態勢を強化した。


(2017年10月16日号掲載)