SD郡でインフルエンザ大流行の兆し

SD郡でインフルエンザ大流行の兆し

豪州で6倍以上の死者、H3N2型上陸

2017年12月18日

SD保健社会福祉事業団の報告によると、今年11月末までのSD郡内におけるインフルエンザ患者数は680人に上り、死者は昨年同時期より1人多い4人となった。

死者は全員が85~100歳の高齢者だった。

そのうち3人は基礎疾患を有し、 予防接種を受けたのは1人だけだった。

7〜11月の患者数は昨年を3倍上回るペースで増加しており、流行がピークに向かう12月以降は800人以上に達すると予測している。

今年のインフルエンザ患者の7割以上は「 H3N2亜型」。

米国とは季節が逆となる南半球で冬季に大流行が起こり、オーストラリアでは9月末までに約20万人が羅患し、通常の6倍強となる417人の死者を出した。

H3N2亜型へのワクチン効力が低いのも事態を深刻にしている。

昨年、米国で流行したH1N1型と比較すると、H3N2亜型は病原性が強く、突然変異を起こしやすいことから、ウイルスの進化の速さに医療が追いつかないとの指摘もある。

米国疾病予防管理センターは、2009〜10年に猛威を振るったインフルエンザ (同時期の患者数約6,000人) の再来は予想しにくいが、高齢者、乳幼児、妊婦は重症化しやすいので、なるべく予防接種を受けるよう呼びかけている。


(2017年12月16日号掲載)