2年目のカーサコーブ閉鎖措置施行

2年目のカーサコーブ閉鎖措置施行

アザラシ保護のSD市条例、法廷闘争続く

2017年12月16日

SD市条例により、ゴマフアザラシが棲息する砂浜のラホヤのカーサコーブ (チルドレンズ・プール) が閉鎖された。

この措置はゴマフアザラシの繁殖期にあたる12月15日~5月15日の5か月間を立入禁止と定めたもので、今回が2年目。

過去20年以上にわたり、一時的に砂浜をロープで仕切るなど動物保護に努めてきた市側は、2015年2月に保護条例を制定。

カリフォルニア州沿岸管理員会 (CCC) から規定内容が承認され、2016年末に同条例を全面施行した。

閉鎖期間に海岸に立ち入った違反者は最高1,000ドルの罰金あるいは6か月間の拘留、または制裁金250~500ドルを科される。

閉鎖期間中、330 ft. (約100 m) に及ぶコンクリートの護岸が施され、立入禁止の標識が立てられる。

SD市が条例施行に踏み切るまで法廷闘争が続いた。

オレンジ郡上級裁判所は2016年5月、期間限定で海岸を閉鎖する条例は連邦/CA州法に抵触するとの判断を示したが、SD市が控訴。

同年12月、州控訴裁から「海岸閉鎖決定の裁量権は自治体側にある」 との判決が出された。

反対派からは他海岸にも規制を及ぼす端緒を開いたと懸念する声が聞かれ、州最高裁まで法廷闘争を続ける構えを見せている。


(2018年1月1日号掲載)