銃規制強化、学校の安全対策求め、SD郡内で大規模デモ

銃規制強化、学校の安全対策求め、SD郡内で大規模デモ

「子供の命を守れ」 大統領に行動要求、全米で数十万人参加

2018年3月27日

© betto rodrigues

銃規制強化や学校の安全対策を求める大規模デモが3月24日、ワシントン DCで行われ、生徒や家族、教師ら多数が「子供を守れ」「学校が戦場になってはいけない」などと書いたプラカードを掲げ、トランプ大統領や議員らに迅速な行動を要求した。

ニューヨーク、サンフランシスコ、サンディエゴなどでもデモや集会が開かれ、AP通信などによると全米で数十万人が参加した。

CBS-TVはワシントンのデモの参加者は推定約20万人だったと報じた (*写真左上)。

銃規制を求めるデモとしては異例の規模となった。

銃乱射で17人の犠牲者が出たフロリダ州パークランドの高校の生徒らが呼び掛けた。

主催者によると、全米に加え日本や欧州など世界各地で計画されたイベントは800を超えたという。

サンディエゴ郡内ではサンディエゴ (ダウンタウン)、エスコンディド、エンシニータスの3都市で銃規制強化を求める行進が実施された。

ダウンタウンでは『私たちの命』 と題されたデモが開かれ、高校生を中心に、地元警察の推定で約1万人が集まった。

参加者はそれぞれの主張を書いたプラカードをかざしてウォーターフロント・パークから行進を始め、銃規制の厳格化、銃犯罪の抑制を実現させる政策要求などを声高に叫んだ。

ダウンタウンのほか、約500人が参加したエスコンディド、約170人を集めたエンシニータスでも同様のイベントが見られた。

ワシントンのデモでは乱射事件に居合わせたが助かった同校生徒らが演説。

キャメロン・カスキーさんは「学校だけではない。

米国人は教会やナイトクラブ、映画館、路上で狙われている。

私たちは壊れたシステムを変えていく」と訴えた。

他の同校生徒も、AR15型など殺傷能力の高い銃販売の禁止や、銃購入希望者の履歴調査徹底などの即時実現を求めた。

デモ参加者は「次は私?」「銃ではなく人の命を守って」「もう私たちを殺さないで」などと書かれた色とりどりの自作プラカードを持ち「私たちは勝利する」と連呼した。

米メディアによると、ユタ州やマサチューセッツ州などでは銃推進派のデモも開かれた。

ホワイトハウスは全米デモを受けて声明を出し、「子供の安全確保は大統領の最優先事項だ」と指摘、各種取り組みを進めていると強調した。

トランプ氏は週末、フロリダ州の高級別荘に滞在。

全米でのデモの最中、ツイッターにフランス南部テロの犠牲者を追悼する書き込みをしたが、デモに関するツイートはなかった。




(2018年4月16日号掲載)