小売り大手シアーズ破綻、客離れ

小売り大手シアーズ破綻、客離れ

元業界首位、SD店は閉鎖対象外

2018年10月17日

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小売り大手の シアーズ ホールディングス は10月15日、連邦破産法11条 (日本の民事再生法に相当) の適用をニューヨークの裁判所に申請したと発表し、事実上経営破綻した。

財務を改善し、再建を目指す姿勢を強調しているものの、古びた店舗は客離れが深刻で、先行きに不透明感が残る。

シアーズはかつて小売業界の首位だったが、小売り大手ウォルマートやインターネット通販大手アマゾン ドット コムとの競争激化で業績が低迷。

店舗閉鎖が相次いでいた。

10月15日に1億3400万ドル (約150億円) の債務返済期限を控えていたが、資金繰りの悪化が伝えられていた。

今年8月時点で、資産は69億ドル (約7780億円)、負債は113億ドル (約1兆1280億円)。

シアーズは百貨店「シアーズ」とディスカウント店「Kマート」を運営。

米メディアによると、破綻申請に伴い、約700店のうち、計142店を年末ごろに閉鎖する。

当面、サンディエゴ郡内のシアーズアウトレットとシアーズ店は対象外という。

シアーズは1893年設立。

カタログ通販で人気を集め、全米のショッピングモールを中心に店舗を展開した。

最終損益は7年連続の赤字。

従業員数は今年2月時点で約89,000人。


(2018年11月1日号掲載)