新型ウイルスワクチン開発へ

 

新型ウイルスワクチン開発へ

イノヴィオ、SDに創薬研究所

2020年3月4日

新型コロナウイルスの世界的拡散が続く中、米政府は特定企業名を明らかにしていないが、有効なワクチン/治療薬の開発を米国の製薬会社が進めていると発表した。

実は、1月末の「感染症イノベーション連合=CEPI」 (3年前のダボス会議で結成された官民連携のワクチン開発促進パートナーシップ) の公表によると、米国アレルギー感染症研究所、複数の米国製薬会社、豪州の大学研究所がチームを組み、米政府の発表前から新型コロナウイルスのワクチン開発に着手している。

製薬会社の中にはSDのソレントバレーに研究開発センターと製薬施設を有するイノヴィオ・ファーマスーティカルズ (本社ペンシルバニア州プリマスミーティング) も含まれているとされ、同社はCEPIから900万ドル (約9億6500万円) を上限とする助成金を受けた事実を発表している。

イノヴィオは中国側から新型コロナウイルスのDNA塩基配列情報を得たことで、最新技術で解析し、短時間でワクチン設計の見通しをつけた。

初期の臨床試験に成功すれば、年末までに本格的な臨床実験に踏み切る予定。

過去に例を見ない最速ペースで新ワクチンが誕生するかもしれない。


(2020年3月16日号掲載)