ニューソム知事、学校再開を7月下旬に照準

 

ニューソム知事、学校再開を7月下旬に照準

SD 郡マスク着用義務化、ビーチ条件付きオープン

2020年5月2日

新型コロナウイルス感染被害が全米に広がる中、カリフォルニア州のニューソム知事は4月30日、学校と経済活動の再開に向けた指針を発表した。

ニューソム知事は、学校再開については早ければ7月下旬を目処 (めど) としているが、今後も感染者数の推移など、客観的なデータを重視して決断を下すことになると説明。

7月下旬という期日は公式決定ではないと強調するなど、依然として慎重な姿勢を堅持している。

各学校区と保護者からはオンライン学習の有効性について疑問の声も聞かれる。

ネット機器の不備のほか、エッセンシャルワーカーの親がいる家庭では子供の学習条件が満たされていない恐れが出ている。

パソコンを所有せずに自宅学習を強いられている児童/生徒も多く、ネットに接続不能という「情報格差」 の問題が浮き彫りになっている。

それが「学力格差」 をもたらす結果になりかねない。知事が学校再開の早期実現を示唆した理由がそこにある。

さらに、ニューソム知事は州内の小売業/製造業分野の経済活動再開についても、今後数週間のうちに見通しを立てたいと意欲を示した。

一方で、ヘアサロンなど直接的に客と接触するビジネスの解禁には時間がかかるとしている。

コンサートなど多人数が集まるイベントについては再開の見通しがついていない。


サンディエゴ郡保健福祉課は4月27日、SD郡内の海水浴場の一部を条件付きで再オープンすると発表した。

海岸では集団行動を控え、最低6フィート (182センチ) のソーシャルディスタンシング (対人距離) を保つ必要がある。

砂浜に腰を下ろすことは禁止されている。


・サンディエゴ市内:水泳、サーフィン、1人乗りスタンドアップパドルボード、カヤック=OK。遊歩道、桟橋、駐車場、フィエスタアイランドは閉鎖。

・サンディエゴベイ:水泳、1人乗りスタンドアップパドルボード、カヤック=OK。

・コロナド:水遊び、ウォーキング、ジョギング=OK。

・オーシャンサイド:水泳、サーフィン、エクササイズ、ウォーキング、ジョギング=OK。

・エンシニータス (ムーンライトビーチ):ボート以外の水遊び=OK。

・インペリアルビーチ:ウォーキング、ジョギングのみOK。海水汚染が基準値を超えれば閉鎖。

・カールスバッド、ソラナビーチ、デルマーの各自治体も5月第2週以降に再オープンを予定。


5月よりSD郡内の公共の場でのマスク着用を義務化。ゴルフ場は条件付きで再開。

サンディエゴ郡保健福祉課発表の週間統計によると、SD郡内におけるCOVID-19新規感染者数は3月15日〜21日の約500人をピークに漸減傾向がみられ、4月19日〜25日には約400人まで緩和された。

週間死者数も4月12日〜18日の36人を頂点に4月19日〜25日には24人まで下降している。

SD郡内の条件付き海岸再オープンの措置が前向きに行われたのは、このような背景がある。

今後、新規感染者 (陽性者) 数の増加が顕著に表れることがあれば、外出禁止令の厳格化が再び浮上するだろう。


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(2020年5月16日号掲載)