スノーボードの両雄、東京五輪でスケートボードに挑戦か

スノーボードの両雄、東京五輪でスケートボードに挑戦か

金のショーン・ホワイトと銀の平野歩夢、別種目での再戦に期待

2018年2月16日

平昌五輪で激戦を繰り広げた両雄の再戦が2年後、真夏の東京で実現するかもしれない。

2月14日のスノーボード男子ハーフパイプ (HP) で優勝したショーン・ホワイト (米国) と2位の平野歩夢 (木下グループ) がそろって、追加種目として採用されるスケートボードで2020年東京五輪挑戦を検討する姿勢を示した。

平野は15日の記者会見で、東京五輪への意欲を聞かれ「ここから目指すのは時間がなく、ハードなトレーニングになる。

しっかり整理して考えられたら。可能性があれば、という形で考えている」と話した。

さらに平野は、前日のスノーボード競技で2回目にトップに立ちながら、最終の3回目に逆転を許したゲーム展開について

「素直に受け入れられる部分と悔しい部分が残っている。4年後にリベンジできれば」と淡々と語った。

ホワイトも試合後「難しい決断だが、練習すれば十分にできる」と前向きだった。

共にスケートボードの土台はある。

平野は父の英功 (ひでのり) さんが新潟県村上市の自宅近くの体育館を改修して造ったスケートボードパークで、4歳から練習した。

今もスノーボードの基礎づくりとして取り入れている。

3歳上の兄、英樹さんはスケートボードに軸足を移し、東京五輪を目指す。

ホワイトはスケートボードでもトッププロ。

最高峰の「Xゲーム」で2007年と2011年にスノーボードのハーフパイプと特徴がよく似た「バート」を制した。

ただし、東京五輪で実施されるのは、町中にあるような手すりや階段を乗り越える際に技を出す「ストリート」と、お椀型のコースで滑ったり跳んだりする「パーク」で、バートはない。

東京へ向けてスケートボードに練習時間を割くと、2022年北京冬季五輪への準備期間が短くなるということもある。

平野は「五輪を目指すということはそんなに甘いものじゃない」と慎重だった。


(2018年3月1日号掲載)