火星で飛ぶヘリコプター、NASA発表

火星で飛ぶヘリコプター、NASA発表

2020年打ち上げ、翌21年到着予定

2018年5月13日

米航空宇宙局 (NASA) は5月11日、地球以外の惑星で飛ぶ初めてのヘリコプターを2020年に火星に向けて打ち上げると発表した。

翌2021年に到着させ、地球よりもはるかに薄い火星の大気中でも、飛行が可能かどうかを検証する。

火星の重力は地球の3分の1で、この点は飛ぶ条件として有利だが、大気の密度が100分の1程度と小さいため、羽根を回転させて機体を浮かせるための揚力を確保するのが難しい。

このためNASAは羽根の回転数を10倍に上げるなどの工夫を凝らす。

ヘリコプターの大きさはソフトボールほどで2キロ弱の重さ。

羽根は太陽電池の電力で動く。

地球から直接の操縦は難しいため、指令の電波を送信すれば、それに従って自律的に動く仕組みだという。

1か月の実験期間中に、最長で90秒の連続飛行を目指すとしている。


(2018年6月1日号掲載)