完全自動運転「怖くて乗れない」

完全自動運転「怖くて乗れない」

全米ドライバーの73%に不信感

2018年5月19日

自動車メーカーやIT企業が開発中の「完全自動運転車」について、米国のドライバーの73%が「怖くて乗れない」と考えていることが、米国自動車協会 (AAA) が4月に実施した調査で分かった。

2017年末時点の調査では63%で、完全自動運転車に対する不信感が急激に高まった。

今年3月、公道試験中の配車大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車と歩行者の女性が衝突し、女性が死亡するなど、米国では自動運転に関係した事故が相次いだ。

AAAは「自動運転が注目を集める中で多数のメディアが事故を報道し、安全性への懸念が強まった」と分析している。

「怖くて乗れない」との回答を性別でみると、女性が83%、男性が63%だった。

世代別では、1980年代以降に生まれた「ミレニアル世代」の不安が高まっており、2017年末の49%から64%に急上昇した。

歩行中や自転車に乗っている時、完全自動運転車と道路を共有するのは「安全でないと感じる」と回答した人は63%で、「より安全」の9%、「変わらない」の26%を大きく上回った。

調査は電話を使って4月5日~8日に実施し、18歳以上の1,014人から回答を得た。


(2018年6月16日号掲載)