ベビーパウダーに発がん性

ベビーパウダーに発がん性

J&Jに5300億円支払い命令

2018年7月14日

ミズーリ州の裁判所の陪審は7月12日、ベビーパウダーなどの商品に発がん性があるとして消費者から訴訟を起こされていた米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン (J&J) に対し、計46億9000万ドル (約5300億円) の支払いを命じる評決を出した。

ロイター通信が報じた。

J&J側は商品によって「卵巣がんが引き起こされることはないものと引き続き確信しており、評決に深く失望している」との声明を発表。

コメントは、マリオ・スタイン代表取締役の名前で発表。

訴訟はミズーリ州の裁判所に起こされていながら、「原告のほぼ全員がミズーリ州とは無関係であり、根本的に不公平な手続き」を経たなどと反論。

上訴して「本評決を覆すあらゆる手段を模索していく」方針を明らかにした。

J&Jは多くの関連訴訟を起こされているが、ロイターによると、今回の賠償額は関連訴訟の中で過去最高額。

支払額のうち41億4000万ドルは懲罰的賠償だった。

訴訟では、卵巣がんになった女性22人が、タルク (滑石) を原料に含むJ&Jの商品を使用したことでがんになったと主張。

同社が消費者への警告を怠ったとしている。


(2018年8月1日号掲載)