「ミニトランプ」各地で頭角、中間選挙へ大統領が選別

「ミニトランプ」各地で頭角、中間選挙へ大統領が選別

支持表明を受けた共和党候補、予備選で圧倒的優位に

2018年8月2日

与党共和党で親政権の「ミニトランプ」と呼ばれる政治家らが11月の中間選挙の候補として各地で頭角を現している。

トランプ大統領は7月31日、南部フロリダ州タンパでの集会で自身に近いデサンティス下院議員を州知事選候補として全面支援。

2020年大統領選もにらみ、党内での影響力を高めるため候補の選別を進めるが、トランプ氏の歯止め役が少なくなることを憂慮する声もある。

フロリダ州は8月28日に中間選挙の候補を選ぶ予備選を予定。

共和党ではパトナム元下院議員が昨年に知事選に出馬表明し、地元有力者の支持を取り付けたが、後から名乗りを上げたデサンティス氏がトランプ氏の支持を受けて優位に立つ。

デサンティス氏はロシア疑惑の捜査を「偏向捜査」とテレビなどで徹底的に非難してきたことがトランプ氏の好感を得た。

トランプ氏は7月31日、ツイッターでデサンティス氏が不法移民対策に熱心だと称賛。

集会で約8千人の支持者を前に「デサンティス氏が次の知事だ」と述べ、投票を繰り返し呼び掛けた。

長女イバンカ大統領補佐官も集会に姿を見せて会場を沸かせた。

デサンティス氏は「大統領の支持を得られて本当に名誉だ」と謝意を示した。

トランプ氏は共和党内で根強い人気があり、支持表明を受けた候補は予備選で圧倒的に有利になる。

南部ジョージア州ではトランプ氏が支持したケンプ州務長官が予備選で圧勝し知事選候補になった。

ケンプ氏はチェーンソーを手に「規制を打ち破る」などと語る過激な選挙CMでトランプ氏が進める規制緩和に協力する姿勢を見せていた。

中西部インディアナ州では企業経営者から州下院議員に転身したブラウン氏が「トランプ氏と同じ実業家出身」を売り込んで連邦上院選の候補に選ばれた。

中西部ミシガン州ではトランプ氏が知事選候補として支持するシュエット州司法長官が予備選で優勢となっている。


(2018年8月16日号掲載)