新 NAFTA (北米自由貿易協定) 署名

新 NAFTA (北米自由貿易協定) 署名

米国、カナダ、メキシコ、批准難航も

2018年12月1日


米国とカナダ、メキシコは11月30日、北米自由貿易協定 (NAFTA) を見直し、自動車の関税撤廃基準を厳格化した新協定にブエノスアイレスで署名した。

今後は3か国で批准に向けた議会手続きが進むが、米議会では上下院の多数派が異なる「ねじれ」が生じ、難航する可能性がある。

欧米メディアによると、発効は来年後半の見通し。

新協定の名称は「米国 メキシコ カナダ協定」(USMCA)。

米議会では中間選挙で下院の過半数を奪った野党民主党内に一部内容の修正を求める声があり、手続きが長期化する恐れもある。

新協定では、車関税をゼロにする条件として域内の部品調達比率を62.5%から75%に引き上げたほか、従業員の「賃金基準」を設けるなど、米国での生産を促す内容に変更された。

メキシコやカナダに米国向け自動車の製造拠点を置く日本の自動車メーカーは新基準への対応を迫られ、影響は必至だ。

メキシコとカナダは部品調達比率の大幅な引き上げや乳製品の市場開放にそれぞれ反発していたが、トランプ氏に車への高関税を突き付けられ譲歩した。


(2018年12月16日号掲載)