ハワイ火山、噴火休止か

 

ハワイ火山、噴火休止か

35 年ぶり、溶岩流止まる

2018年12月1日


ハワイ州の火山観測所は12月5日までに、5月から噴火 を続けていたハワイ島のキラウエア火山について、9月4 日から3 か月間、溶岩流が観測されていないと明らかにした。

1983年1月から断続的に続いていた噴火活動が止 まったとの見方も示しており、確認されれば35年ぶりの活動 休止となる。

観測所の担当者は「再び噴火が起きる可能性は低い。 だが、別の場所で新たな噴火が突然始まる可能性がある」として今後も警戒は必要だと話した。

イゲ州 知事も今年5 月の噴火を受けて発令した非常事態宣言を、今 も解除していない。

キラウエア火山は世界最大級の活火山で、5月3 日から複数の亀裂から溶岩流が噴き上げるなど激しい噴火が発生した。

当局は一部地域を立ち入り禁止区域に指定し、住民を避難させた。

溶岩流で700 以上の住宅が破壊されたほか、7月には海から噴火の様子を見学する観光ボートを溶岩の塊が直撃し、観光客ら23 人が負傷した。

その後、勢いが収まり始め、ハワイ火山国立公園は9 月下旬から一部で営業を再開した。

キラウエア火山は「ハワイ式噴火」 と呼ばれ、山腹の亀裂から溶岩が流れ出るのが特徴。

突然の大爆発を伴うことがないため、同公園や空からの噴出口見物が観光客に人 気がある。


(2019年1月1日号掲載)