政権3年目、課題山積

 

政権3年目、課題山積

独断強まるトランプ氏

2019年1月1日


© Nickvector / shutterstock.com

トランプ大統領は1月20日で4年の任期の折り返し点を迎える。

中国との貿易協議、北朝鮮非核化交渉、ロシア疑惑捜査対応など3年目も外交・内政の課題が山積。

2020年大統領選を視野に、野党民主党が下院で過半数を握る「ねじれ議会」の圧力も強まりそうだ。

トランプ氏が独断専行を続ければ、米国の混迷が世界に波及する恐れもある。

貿易摩擦を抱える中国との協議は2019年3月初めに交渉期限を迎えるが、結果次第では日本を含めた世界の経済に影響する。

中国は米国産大豆の購入再開や米国車への追加関税の3か月間停止を発表し、譲歩の構えも見せている。

ただ、中国通信機器大手ファーウェイ副会長の捜査が米中関係に一層の緊張をもたらしており、予断を許さない。

2016年大統領選のトランプ陣営とロシアの共謀をめぐるモラー特別検察官の捜査は大詰めを迎えた。

民主党はロシア疑惑に加えてトランプ氏の不倫口止め料疑惑を取り上げ、弾劾訴追もちらつかせて追及する。

トランプ氏はメキシコ国境の壁建設費が盛り込まれない予算案には署名しないとして年末、政府閉鎖に突入した。

長期化すれば国民生活への影響は避けられず、壁建設をめぐり妥協できるかどうかが注目点となる。


(2019年1月16日号掲載)