暴行自演容疑の男優拘束

暴行自演容疑の男優拘束

米警察「人種差別利用」

2019年2月23日

シカゴの警察当局は2月21日、男2人に殴られたと警察に虚偽の被害を届け出た疑いで訴追された黒人男優ジャシー・スモレット容疑者 (36) を拘束した。

警察幹部は記者会見で、容疑者が自らの報酬に不満を抱いており、名前を売り込むため「人種差別に伴う痛みと怒りを利用」し、自作自演の暴行を計画したと指摘した。

容疑者は同性愛者と公表しており、警察は当初、憎悪犯罪 (ヘイトクライム) として捜査していた。

警察幹部は、同容疑者が事前に、人種と同性愛に関する差別的な内容の脅迫状を自らに宛てて送っていたと説明した。

スモレット容疑者はシカゴ中心部の路上で1月29日未明、覆面をした2人組の男に顔を殴られ、首にロープを巻かれたと通報。

2人がトランプ大統領の選挙キャンペーンの合言葉や、人種や性的指向を差別する言葉を口にしたと語っていた。

警察当局は3月13日、ナイジェリア系の兄弟2人を拘束して事情聴取。

2人がスモレット容疑者から計3,500ドル (約39万円) を受け取って暴行被害を装う手助けをしたと証言した。

スモレット容疑者は2月21日に保証金を支払い、保釈された。


(2019年3月16日号掲載)