航空券に「男女」以外も

航空券に「男女」以外も

米業界、各国に影響か

2019年2月24日

米航空会社の業界団体エアラインズ・フォー・アメリカ (A4A) は2月22日までに、利用者の航空券購入時の性別申告について、これまでの 「男」 と 「女」以外に「特定しない」「公開しない」などの選択肢を設ける方針を明らかにした。

6月1日から始めるという。

欧米では近年、法的な文書に 「中立の性別 (ノンバイナリー = non-binary)」の記載を認める動きが拡大。

米航空業界の決定を人権団体は歓迎している。

カナダでも追随する動きが伝えられるなど、各国に影響が広がりそうだ。

A4Aは声明で「米航空会社は職場においても利用者に対しても多様性の文化を尊重する」と主張。

国際航空運送協会 (IATA) と性別の選択肢設置で合意に至ったとしている。

報道によると、アメリカンやユナイテッド、アラスカ、ジェットブルーなどの航空会社が予約システムの変更を準備中で、A4Aに属していないデルタも同調する姿勢だ。

心と体の性が一致しないトランスジェンダーの権利団体は「ノンバイナリーの人は空港などで差別的な対応を受けてきた」と決定の重要性を強調した。

日本ではノンバイナリーは「Xジェンダー」とも呼ばれる。


(2019年3月16日号掲載)