トランプ氏の不正調査加速

トランプ氏の不正調査加速

ウィキリークスは証言否定

2019年3月1日

トランプ大統領の元顧問弁護士コーエン被告が2月27日の議会証言で違法な不倫口止め料など不正へのトランプ氏の関与を証言したことで、下院を主導する民主党は弾劾訴追を求める党内の声を踏まえ、トランプ氏による犯罪の疑いについて調査を加速させる構えだ。

被告が不正との関与を指摘した内部告発サイト「ウィキリークス」やトランプ氏の側近らは一斉に証言を否定した。

下院監視・政府改革委員会のカミングス委員長(民主党)は27日の公聴会後、トランプ氏の長男ジュニア氏と、金庫番として知られる複合企業トランプ・オーガニゼーションのワイセルバーグ最高財務責任者(CFO)に議会証言を求めることを検討していると明らかにした。

両氏はトランプ氏の不倫口止め料に関与したとしてコーエン被告が公聴会で名指しした。

コーエン被告は2016年大統領選中にロシアによるサイバー攻撃で民主党から流出したメールをウィキリークスが暴露した計画について、トランプ氏が元側近のストーン被告から事前に報告されていたと証言。

これに対し、ストーン被告は「証言は真実ではない」 と反論。

ウィキリークスも創設者アサンジ氏がストーン被告と話したことはないと否定した。

ジュニア氏はツイッターでコーエン被告を「嘘つきだ」 と非難する投稿を連発した。


(2019年3月16日号掲載)