IT大手、相次ぎニューヨークへ

 

IT大手、相次ぎニューヨークへ

聖地シリコンバレー採用難

2019年12月28日

フェイスブックやアマゾン・コムなどIT大手が、相次いでニューヨークに進出する動きを見せている。

ITの「聖地」 とされるシリコンバレーのほか、シアトルなど西海岸は賃金高騰で採用が難しくなっているためだ。

ウォールストリート・ジャーナル紙によると、フェイスブックは中心部マンハッタンの14,000人が働けるオフィスへの入居を検討中。

昨年11月に契約した別の物件を含め、ニューヨーク市最大級のテナント企業に躍り出るという。

マンハッタンでは、アマゾンも1,500人超が働けるオフィスを開設する。グーグルも昨年、新拠点の計画を発表した。

狙いは、東海岸の大学や企業の人工知能 (AI) など最先端技術に精通した人材の獲得。西海岸の採用では、技術者優位の売手市場が常態化。

年収の相場は難関大学カリフォルニア大バークリー校の新卒で10万ドル (約1100万円) といわれる。

中途採用では、学歴や実績に関係なく15万~20万ドルという。

アップルなど大手はさらに大金をつぎ込んで人材を集めているとされ、あるベンチャー経営者は「バブルの様相だ」と話す。

シリコンバレーは高所得者の増加で家賃が上がり続け、一人住まいのコンドを借りるのに月4,000ドルはかかるという。


(2020年1月16日号掲載)