「偉大な米国復活」 誇示

 

「偉大な米国復活」 誇示

トランプ氏一般教書演説

2020年2月5日

トランプ大統領は2月4日の一般教書演説で今後の貿易交渉でも強硬姿勢を維持する構えを示した。

貿易協議で中国に課した制裁関税が「機能した」と述べ、譲歩を引き出す戦略として有効だとの認識を改めて強調した。

米経済は大型減税などで「かつてないほど活況だ」 と自賛した。

中国との関係は制裁関税を課したことで 「状況が変わった」と分析した。

1月に署名した米中貿易協定の「第1段階」合意につながり「米労働者を守り、知的財産権を保護し、新たな市場を開いた」とアピールした。

今年1月に発効した日本との貿易協定に続いて、トランプ氏は次の交渉相手として欧州連合 (EU) に照準を合わせる。

貿易協定を結べなければ、EUから輸入する自動車への高関税発動を検討する意向を既に示している。

大統領選が11月に迫り、一般教書演説は過去3年間の成果をアピールする場となった。

トランプ氏は「700万人分の新たな仕事をつくり、失業率は半世紀ぶりの水準に下がった」と説明。賃金も上昇し「労働者層に好景気が起きている」などと実績誇示に時間を割き、今後の施政方針に関する内容は乏しかった。


(2020年2月16日号掲載)