カリフォルニアでデルタ型の変種増加 LA郡で屋内のマスク着用義務復活、SD郡も推奨

2021年7月17日

ジョンズ・ホプキンズ大の統計によると、7月7日現在、新型コロナウイルス感染による国別の死者累計は、米国が60万人超で最多、ブラジルが50万人超で2番目、インドも急増して40万人超となり3番目。
 

インド政府が2日に発表した1日当たりの感染者数は4万6,617人、死者数は853人だった。

世界保健機関 (WHO) によると、インドの直近1週間の感染者数と死者数はブラジルに次いで2番目に多い水準だった。
 

インドでは4月から感染者数が爆発的に増え、5月上旬には1日当たり40万人を超える日が続いた。

それに伴い死者数も増加し、5月中旬には1日当たり4,500人を超えた。

厳しい外出制限で状況は改善しているが、再拡大を懸念する声も根強く、ブラジル、インド両国では、依然としてワクチンの普及が課題となっている。


カリフォルニア州は6月15日に経済活動を再開したが、その後、特に感染力の強いコロナウイルスの亜種がワクチンを接種していない人々の間で広がっている

この事態に州保健当局は危機感を募らせている。

ロサンゼルス郡保健当局は7月15日、インド由来のデルタ株が広がり、新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることから、ワクチン接種を完了したかどうかに関わらず、屋内でのマスク着用を7月17日深夜から再度義務づけると発表した。

サンディエゴ郡はワクチン接種者を含む全ての人に屋内でのマスク着用義務を免除しているが、UCSD医学部の感染症専門家であるジョエル・ワートハイム博士は「SDの感染者数がLAより少ないとはいえ、今後、数週間で感染者数が増加する可能性がある」と述べ、ワクチン接種後も屋内でマスクを着用することを推奨している。


カリフォルニア州では毎日平均して1,000件近くの新型コロナ患者が報告されており、7月1日の直近14日間で約17%増加した。

政府関係者は、企業の収容人数制限が解除され、ワクチン接種者に対するほとんどのマスク規制や社会的距離を置く必要性がなくなったこともあり、感染者の増加を予想していた。

カリフォルニア州公衆衛生当局は6月28日、州民4,000万人の4分の1が暮らすロサンゼルス郡で新規感染者の約半数がデルタ型であることに懸念を示した。


サンディエゴ郡当局の記録によると、6月末日までに、少なくとも3人の郡内在住者がワクチン接種後にCovid-19で死亡したとされている。

SD郡は6月初め、規定のワクチン接種を終了した女性 (70) の死亡を発表した。

当初は、このケースが郡内でワクチン接種後の死亡例第1号と考えられていたが、サンティーの郡営エッジモーア病院に入院していたワクチン接種済みの男性 (73) が2月2日にCovid-19で死亡していたことが判明。

さらに、郡当局による6月28日の発表によると、ワクチン接種を受けた男性 (69) が6月14日に死亡した別のケースも確認している。

3人のうち2人は完全にワクチンを接種を終えており、1人は2回目の接種から8日後待機期間が終了する前に死亡した。

3人とも基礎疾患があった。

郡当局は、このようなケースは珍しく極めて稀 (まれ) だとしている。

サンディエゴ郡保健福祉課が毎日発表していた新型コロナウイルスの統計は、郡内の感染者数が減少し、経済の活動再開が加速するなどの状況好転を受け、毎週1回 (水曜日) の頻度になった。

6月30日発表の郡内におけるCovid-19感染症例数と検査陽性率は、前週のデータからいずれも微増した。

1日あたりの平均新規感染者数は人口10万人あたり2.1人となり、6月23日の1.6人から増加。

また、陽性反応の割合は同時期の0.9%から1.1%に上昇

しかし、これらの数値は1か月前のデータと比較すると大幅に低く、感染状況は改善の兆しが続いている。

6月30日現在、SD郡内の累計感染者数は28万2,582人累計死亡者数は3,780人


(2021年7月16号掲載)