スクリプス研究所教授らにノーベル賞 温度や痛みのセンサー特定の2氏

 

2021年10月6日


スウェーデンのカロリンスカ研究所は10月4日、2021年のノーベル医学生理学賞を、温度や痛みを感じる仕組みの研究で成果を上げたカリフォルニア大サンフランシスコ校 (UCSF) のデービッド・ジュリアス教授と、スクリプス研究所 (ラホヤ) のアーデン・パタポティアン教授の2氏に授与すると発表した。
 

ジュリアス氏は、唐辛子の辛み成分「カプサイシン」を使い、皮膚の神経で熱に反応する仕組みを分子レベルで解明

レバノン出身のパタポティアン氏は、内臓や皮膚が刺激を感じる細胞表面にあるセンサーを明らかにした

2人の成果についてカロリンスカ研究所は、われわれが熱や刺激をどのように感知し、周囲の環境に適応しているかを理解するのに大きく貢献したと評価。

鎮痛剤などの開発にもつながる可能性があるという。
 

授賞式は新型コロナウイルスの流行を考慮し、昨年に続きオンラインで12月10日に開かれる。

王族らとの晩さん会も中止となり、受賞者は居住国でメダルと賞状を受け取る。

ジュリアス氏とパタポティアン氏は賞金計1,000万クローナ (約1億2,700万円) を分け合う。


(2021年10月16日号掲載)