2022年9月1日
サンディエゴ動物愛護協会 (SDHS) は、科学的実験に使用する動物を繁殖・販売しているバージニア州のエンヴィーゴ社から救済された4,000匹のビーグル犬のうち、108匹を迎え入れた。地元メディアが伝えた。
動物への不要な安楽死と虐待の防止を唱える非営利団体、グレーター・グッズ・チャリティーズの専用機で、犬たちは8月31日にエルカホンのガレスピー・フィールドに到着。
その後、サンディエゴ動物愛護協会のエルカホン施設に運ばれ、検査が行われた。
108匹のうち約半数のビーグルは、里親に譲渡されるまでSDHSの保護下に置かれる。
残り半数は、SD郡内の様々な動物保護施設や動物救済団体に預けられるという。
司法省は、エンヴィーゴ社が治療可能な状態の犬や栄養失調の犬を安楽死させているのを問題視し、動物福祉法に違反しているとして同社を提訴している。
米国動物愛護協会 (HSUS) のキティ・ブロック会長兼CEOは「4,000匹のビーグルが動物実験の犠牲になる運命を免れるという、歴史的な動物保護活動となった。
司法省から指揮を依頼されたことを光栄に思う。
全米ネットワークの保護施設と救済団体の献身的な協力に感謝したい」と述べた。
そして「犬たちに素晴らしい家庭と幸せな “人生” が待ち受けていることを願うばかり」と結んだ。
*写真はイメージ
(2022年9月16日号掲載)