ペリカンと旅客機の睨み合い? SD国際空港で珍事、離陸に遅れ

2022年4月30日

サンディエゴ国際空港で4月29日、1羽のペリカンが誘導路に舞い降り、数分間、旅客機と睨 (にら) み合う (?) 珍事が起きた。

地元メディアが伝えた。


予期せぬ遭遇は、アラスカ航空傘下のホライゾン航空2179便が滑走路へ地上走行 (タキシング) しようとした午後1時30分頃に発生。

ワシントン州エバレットに向かう旅客機の機長が “嘴 (くちばし) の長い、羽根の生えた障害物” に気付いて緊急停止し、サンディエゴ国際空港の管制塔に無線報告を行った。


「信じられないかもしれませんが、ペリカンが誘導路にいて、こちらを見ています。私たちは離陸できません。
鳥は動こうとしていない…。誰かここに来て、ペリカン君に動くよう、言ってくれる人はいませんかね?」

管制官は想定外の報告を受けながらも、冷静に「了解」と答えた。


パイロットは乗客にも事態を説明。

「お客様、信じられないと思いますが、誘導路にペリカンがいるので進めません。動こうとしません」とのアナウンスに、機内はどよめきと笑いに包まれた。


サンディエゴ国際空港のエアサイド・オペレーション・チーム (空港域作業管理班) のメンバーが誘導路に駆けつけ、ペリカンに退去を促したところ、最終的に「移動してくれた」とのこと。

午後1時46分には誘導路が確保され、全てのフライト・スケジュールが正常化された。


同空港の広報担当者はこの緊急事態を事故と認定。

「ペリカンが誘導路の中央部に “着陸” した」と伝えた。

「鳥はケガをしていなかったが、少しの間だけ、誘導路から離れたがらなかったようです」。



(2022年5月16日号掲載)