ワクチンの予防効果、半年以内に低減、3回目要 SD郡内の2回接種完了者、対象人口の75%に

2021年9月8日

米主要メディアは9月3日、ファイザー製とモデルナ製の2回接種から8か月を経た18歳以上を対象に、9月20日以降に開始するとバイデン大統領が表明した新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、当初はファイザー製だけになる見通しだと報じた。

バイデン氏は8月の演説でモデルナ製も対象としたが、保健当局による安全性や有効性の審査などの手続きが間に合わないという。

報道によると、ファイザー製は手続きが間に合う可能性が高いが、モデルナ製は食品医薬品局 (FDA) に提出されたデータが不十分で審査に時間がかかり、接種開始は10月になる見通しという。

米ファイザーや英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンを2回接種した場合でも、半年以内に感染予防効果が低減し始めるとの調査結果を英研究チームがまとめた。

チーム関係者は、早期に接種を終えた人の場合、冬までに50%未満まで低下する恐れがあるとし、3回目の追加接種が必要だと強調している。

英キングス・カレッジ・ロンドンの研究チームは、2回接種した人と、全く受けていない人の合計100万人以上を対象に、今年5~7月の間にPCR検査で陽性反応が出たかどうかを追跡調査した。

ファイザーを投与された人は、2回目の接種から1か月後の時点で88%だった予防効果が5~6か月後に74%に低下。

アストラゼネカでは1か月後に77%だったのが4~5か月後に67%に弱まっていた。


サンディエゴ郡保健福祉課が9月8日に発表した統計によると、郡内の累計感染者数はパンデミックが始まってから341,437人に達し (新規738人)、前月比で35,454人増となった。

累計死亡者数は3,926人 (新規4人) で前月比115人増

新規入院者数は前日比13人増612人、集中治療室 (ICU) 入院者数は前日比3人増182人

また、合計16,451件の新規検査数が報告され、過去7日間の陽性率は5.5%だった。

サンディエゴ郡では約456万回のワクチン接種が行われ、241万人 (郡民の85.9%) が少なくとも1回の接種を受けている。

ワクチンを完全に接種 (2回終了) した郡民は211万人以上で、これは対象人口の75.4%に当たる。

感染力の強いデルタ株の蔓延で、一旦落ち着きを見せた感染者数が上昇傾向にあるものの、入院率や死亡率は低い水準にとどまっている。

感染者の68%以上はワクチンを接種していない人たち (8月最終週統計=サンディエゴ郡当局発表)。

ワクチン接種者の感染例も多少増えているが、重症化は防いでいるようだ。


COVID-19ワクチンは、医療機関、薬局、診療所、保健所などで無料接種できる。

サンディエゴ郡内のワクチン接種場所と受付時間は coronavirus-sd.com/vaccine へ。


(2021年9月16号掲載)