森林保護防火局、屋外焼却を禁止 SD、インペリアル郡、山火事防止へ

2022年6月2日

カリフォルニア州で深刻な旱魃 (かんばつ) 被害への懸念が高まっている。

乾燥が本格化する夏を前に、14月の降水量が1895年以降で最少を記録

専門家は人間活動にも起因する気候変動により、数年前から歴史的な乾燥状態が続いていると指摘しており、州当局が警戒を強めている。


CA州の消防当局者は「我々が目撃しているのは気候変動の帰結だ」と強調。

山林火災は従来、夏から秋に多く発生してきたが、既にオフシーズンが存在しなくなっているとも指摘した。


米海洋大気局 (NOAA) によると、CA州の今年1~4月の降水量は約83ミリで、これまでで最も少なかった2013年同時期の約97ミリを下回った。

1895年以降の平均降水量の約1/4に留まっている。


米研究チームは、北米大陸南西部では2000~21年の22年間が過去1,200年で最も乾燥した期間だったとの研究結果を公表。

この傾向は今年も続く可能性が高いと警告している。


CA州森林保護防火局 (Cal Fire) は今夏の山林火災発生の危険性を減らす目的で、6月1日午前8時から、木の葉や枝など、可燃ゴミ全体の屋外焼却を禁止する措置を取った。

この規制はキャンプ場内や私有地での焚 () き火には適用されない


森林保護防火局によると、今年1月1日以来、州内の消防士が2,280件以上の山火事に対応しており、同時期の5年平均1,744件を上回ったという。


「2022年上半期の終了前に、州内のコミュニティに被害を与える山林火災が早くも数千回発生している。

例年、サンディエゴ郡では火災の脅威は現実であり、今年後半に相当量の雨が降るまで、状況は悪化し続けるだろう」と、トニー・メシャム Cal Fire サンディエゴ支部長が警鐘を鳴らした。


屋外焼却禁止令はSD郡全域とインペリアル郡の州管轄責任地域にも適用される。



(2022年6月16日号掲載)