空母ビンソン、SDから横須賀寄港 3日後に出港、レーガン不在補う

2021年9月1日

母港サンディエゴを出港した米海軍の原子力空母カール・ビンソン (USS Carl Vinson / CVN-70) が8月28日、横須賀基地 (神奈川県横須賀市) に寄港した。

同基地を母港としない米空母の寄港は2009年のニミッツ以来。12年前は平和団体から寄港への抗議行動が目立った。

入港から3日後の31日、カール・ビンソンは横須賀基地を出港。

同艦は西太平洋に派遣中で、横須賀を母港とし、アフガニスタンの駐留米軍撤退支援のため、中東地域に派遣された空母ロナルド・レーガンの不在を補う狙いだったとみられる。

在日米海軍は、同艦の入港は補給や維持が目的で、短期間で出港すると伝えていた。 

英海軍の最新鋭空母クイーン・エリザベスも横須賀基地に入る予定。

横須賀市によると、米国以外の空母が同基地に入るのは記録が残る1970年代以降初めてで、海洋進出を強める中国を牽 (けん) 制する狙いがある。 

米海軍はカール・ビンソンの横須賀寄港について、「地球規模の海上警備任務を支援するため」と発表していた。
 

カール・ビンソンは充実した司令設備を備えた空母打撃群の旗艦で、「ニミッツ級」10隻のうちの3番艦。

F35Cステルス戦闘機や輸送機オスプレイを艦載している。

排水量約9万トン、全長333メートル (東京タワーの高さと同じ) の巨艦であり、戦闘能力は一国の軍事力に匹敵するとされる。

*写真は、ノースアイランド米海軍航空基地付近のSD湾で操船中の原子力空母カール・ビンソン


Picture:© Ryan Fletcher / shutterstock.com


(2021年9月16号掲載)