サンディエゴ航空母艦博物館、オープン10周年を迎える
ベトナム戦争 〜 横須賀母港時代 〜 湾岸戦争 〜 人気観光スポットへ
2014年10月1日
サンディエゴ航空母艦博物館 (San Diego Aircraft Museum/通称:ミッドウェイ博物館、ダウンタウン SD) が今年で開館10周年を迎えた。
正式オープンは2004年6月7日。
サンディエゴ湾上に浮かぶ博物館として注目を集め、この10年間で入場者は800万人を超えた。
空母名の 「ミッドウェイ」 (USS Midway) は太平洋戦争のターニングポイントとされる 「ミッドウェー海戦」 に因んで命名された。
ミッドウェー海戦は1942年6月5日〜7日、大日本帝国海軍と米国海軍がハワイ諸島北西部の環礁、ミッドウェー島の攻略をめぐって激突し、米軍が日本軍を撃破した戦い。
サンディエゴ航空母艦博物館は戦勝日の6月7日を開館日に定めた。
ベトナム戦争終期の1973年に米国が日本での航空母艦の母港権利を獲得し、中東湾岸戦争を経て、退役を迎える1992年まで横須賀港に寄港するなど、空母ミッドウェイは日本との深い関わりを持っている。
サンディエゴ航空母艦博物館の建設はピア改築費用を含めて800万ドル (約8億6千万円) を要した。
米国内の空母博物館として5番目にオープンしたが規模は最大を誇る。
現役時代に搭載した戦闘機が飛行/格納甲板に陳列されているほか、艦内には劇場やインタラクティブな展示スペースが設けられ、地元民のほか、日本人を含む観光客が集まるサンディエゴの有力ツーリストスポットに成長している。
現在、開館10周年の特別期間として、来場者は通常の半額の入場料$10で見学できる。
◆San Diego Aircraft Museum:910 N. Harbor Dr., S.D.
感謝祭とクリスマスを除く毎日:10am〜5pm (4pm以降は入場不可)
phone: 619-544-9600
(2014年10月16日号掲載)