Tuesday, 16 April 2024

SD市最低賃金引き上げ案

SD市最低賃金引き上げ案、住民投票へ

反対派の有効署名集まる、2016年6月に

2014年10月21日


wage hike2014サンディエゴ市議会は10月20日、市の最低賃金引き上げ案を2016年6月の住民投票に問うことを全会一致で決議した。

最低賃金引き上げ反対派のキャンペーンにより、法案阻止を求める有効署名が必要条件の34,000件を超えた報告を受け、この決定が下された。

市議会は廃案あるいは一般投票に是非を問う選択を求められていた。

サンディエゴ市の最低賃金引き上げ案は、今年7月に改定されたカリフォルニア州の最低賃金9ドル (8ドルからアップ) を超えて、来年1月に9.75ドル、2016年1月に10.50ドル、2017年1月に11.50ドルと漸増させ、2019年1月以降は物価上昇に連動させるスライド制に移行するというもの。

2016年6月の住民投票で賛成票が過半数に達した場合、当初予定していた2015年1月の賃金引き上げ第1段階まで効力が遡及 (そきゅう) することになる。

反対派は、最低賃金アップにより物価上昇に拍車をかけ、地元企業が人件費増に直面してサンディエゴから離れていくというマイナス要因を懸念。

戸別訪問やダイレクトメールに加え、ソーシャルメディアを駆使しながら、引き上げ阻止の署名集めを展開していた。


(2014年11月1日号掲載)