パドレス監督にグリーン氏、予想外の人選
38歳、メジャー史上2番目に若い指揮官
2015年10月30日
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大リーグ球団パドレスは10月29日、今季ダイヤモンドバックスで三塁コーチを務めたアンディ・グリーン氏 (38) が新監督に就任すると発表した。
契約期間は3年。
現役時代のグリーン氏はダイヤモンドバックスとメッツでのメジャー4シーズンで通算140試合に出場。
2007年は日本のプロ球団日本ハムに在籍したが、18試合の出場にとどまった。
パドレスの A・J・プレラー GM はシーズンオフ直後から新監督の人選を進めてきた。
当初、候補に上っていたのはツインズで監督を13シーズン (2002~14) 務めたロン・ガーデンハイアー氏 (58)、パイレーツ三塁コーチのリック・ソフィールド氏 (58) の2人。
地元メディアは、ツインズを6回プレーオフに導いた実績からガーデンハイアー氏が最有力と予想していた。
グリーン氏は大リーグ監督の経験がなく、指揮官としての手腕は未知数。
同氏の就任について、地元のユニオン=トリビューン紙は「驚きの人選」 とのコメントを出した。
パドレスは大型補強を行って今季に臨んだが、序盤から低迷が続き、6月にバド・ブラック監督を解任。
傘下マイナー3Aのパット・マーフィー監督が昇格して監督代行を務めたが、74勝88敗のナ・リーグ西地区4位でシーズンを終えた。
(2015年11月16日号掲載)