Thursday, 28 March 2024

ジョン・レノンのギター241万ドルで落札

ジョン・レノンのギター241万ドルで落札

SDで'69年に売却、当時の価格200ドル

2015年11月9日


lennon-guitar競売会社「ジュリアンズ・オークションズ」は11月7日、ビートルズのジョン・レノンがヒット曲を創作するのに使い、半世紀以上行方不明になっていたギターが241万ドル (約3億円) で落札されたと発表。

ロック関係の競売では世界最高額という。

レノン愛用のギターは1962年製の 「ギブソンJ-160E」で、『抱きしめたい』『オール・マイ・ラビング』などを作曲するのに使われた。

1963年12月にロンドンで行われたコンサート後に紛失し、51年間も行方不明になっていた。

1969年に米人男性がサンディエゴで1台のギターを購入したが、昨年、専門家に鑑定してもらうまでレノンのギターだということを知らなかった。

当初、落札額は60万~80万ドルと予想されていた。

ロイター通信によると、売上金の半分はレノンの妻オノ・ヨーコさんが設立した慈善団体に寄付される。

落札者は発表していない。

ロックの神様と呼ばれたエルビス・プレスリーが使用した黄金のピアノとビートルズのドラムヘッド (面) も同日、競売に掛けられ、ピアノは60万ドル、ドラムヘッドは約212万ドルの高額で競り落とされた。

ドラムヘッドは1964年に米国公演で使ったもので「ザ・ビートルズ」 のロゴ入り。

アルファベットのTが下に伸びた 「ドロップT」 と呼ばれる特徴的なデザインだという。


(2015年12月1日号掲載)