海外FA権行使の松田、パドレスが極秘交渉
大リーグのGM会議で複数球団が調査
2015年12月10日
米大リーグのゼネラルマネジャー (GM) 会議がフロリダ州ボカラトンで行われ、プロ野球ソフトバンクから海外フリーエージェント (FA) 権を行使してメジャー挑戦の意向を示した松田宣浩内野手 (32) について、複数球団のGMが調査をしていることを認めた。
パドレスのプレラーGMは「ビデオは見たことがある。
日本の選手には常に関心を持っている」と話し、エンゼルスのエプラーGMも「もちろん名前は聞いたことがあるし、プレーを見たこともある」としたが、どちらも具体的な評価については明言を避けた。
一方で、ホワイトソックスのハーンGMのように「きのう名前を聞いたばかり」という声も聞かれた。
このオフは三塁手を補強ポイントとして挙げる球団は少なく、多くのチームが投手陣の補強を最優先に掲げている。
日本のメディアは11月23日、来日中のパドレスのプレラーGMとシニアアドバイザーが松田選手と接触し、年俸などの契約条件は示さなかったものの、獲得への熱意を伝えたと報じた。
松田は「白紙の状態」であることを強調しているという。
広島の前田健太投手も2013年オフからポスティングシステムによる米移籍の希望を持っていることを公言している。
(2015年12月16日号掲載)