Thursday, 28 March 2024

松田宣浩、ソフトバンク残留を決断

松田宣浩、ソフトバンク残留を決断

パドレスとは正式オファーに至らず

2015年12月25日


matsuda-softbank米大リーグ挑戦のため海外FA権を行使した松田宣浩内野手 (32) が移籍を断念し、ソフトバンクに残留することを12月24日、福岡市ヤフオクドームでの記者会見で明らかにした。

ソフトバンクは推定で4年総額16億円を軸に再契約する方針。

関係者によると、複数の米球団がメジャー契約を検討し、松田側はパドレスと交渉を進めていたが、正式なオファーには至らなかったという。

パドレスはチーム再編の軸として内野陣の補強を進めており、三塁手で3年連続ゴールデングラブ賞を受賞している松田の獲得へ意欲を示していた。

実際には、三塁手を希望していた松田に対し、パドレス側はセカンド、ショートなどの未経験のポジションを守るユーティリティ・プレーヤーとして使う構想を示したとみられ、正式オファーに至る前に決裂した形となった。

松田は守備力だけでなく勝負強い打撃も持ち味で、2015年はシーズン自己最多の35本塁打、94打点をマークしている。

記者会見場での松田は「(ソフトバンク) ホークスの3、4、5連覇を目指したい」 と明るい表情で語った。


(2016年1月16日号掲載)