Thursday, 18 April 2024

郵便配達人の受難 … 犬に噛まれる被害

郵便配達人の受難 … 犬に噛まれる被害

SDで昨年58件発生、全米都市中2位

2016年5月15日


米国郵便公社 (USPS) の統計によると、郵便配達人が一般家庭の飼い犬に噛まれるという事態に遭遇した件数は、昨年1年間に全米で6,549件を数えた。

そのうち、CA州での発生数337件は50州の中で最多を記録した (2位NY州267件、3位ペンシルバニア州226件と続く)。

都市別1位はヒューストンの77件で、SDはクリーブランドとともに58件で2位をシェアした。

一昨年 (2014年) の統計では、SD市内での発生件数は47件で3位だった。

全米統計では昨年、前年比14%増を記録しており、郵便配達人が “犬害” に遭う危険性が高くなっている。

現在、SD市の郵便配達人の数は1,295人で、昨年被害に遭った割合は4.47%。

全米トータルの配達人数は約32万7千人で、配達業務中に犬に噛まれた割合は約2%。

この数字からもSDでの配達業務がより危険であることが分かる。

USPSは郵便配達人の安全を確保するため、各家庭に飼い犬の管理を万全にするよう要望している。

また、配達人が身の危険を感じた際は、戸別配達をせず、受取人に郵便局での受け渡しを通知するなどの “防衛策” を講じるという。


(2016年6月1日号掲載)