カリフォルニア中部の山火事、被害拡大
南部で危険性高まる、SD郡も警戒態勢
2016年8月19日
CA州中部で発生した山火事は被害が拡大し、火の猛威は南部サンバーナディーノ郡まで及び、8月16日に約34,500世帯の82,500人に避難命令が出た。
建物数棟が焼けたが、家屋かどうかは不明。
負傷者は出ていないという。
CA州南部とラスベガスを結ぶ幹線道の一部が通行止めになった。
CA州北部では8月13日に発生した山火事で建物175棟が焼けた。
捜査当局はこの火事を含む17件の放火容疑で40歳の男を逮捕した。
7月22日にはロサンゼルス近郊で山火事が発生し、焼け跡から1人の遺体が見つかっている。
6月にはCA州中部のイザベラ湖周辺で山火事が起き、2人の遺体が収容された。
2007年と2003年に大規模な山火事に見舞われたSD郡も警戒態勢に入っている。
カリフォルニア州消防局 (Cal Fire) が8月18日に発表した「火災危険域マップ」によると、SD郡では東部のクリーブランド国有林と周辺コミュニティ (アルパイン、レイクサイドなど)、北東部 (オークグローブ、サンシャインサミットなど)、北部 (パラ周辺) で危険度が高まっている。
ラモナからパウエーにかけての比較的都市部に近い地域も警戒を要する。
(2016年9月1日号掲載)