2018年夏、シーワールドに新型コースター誕生!

2018年夏、シーワールドに新型コースター誕生!

最速の「エレクトリック・イール」、教育的プログラムも充実

2017年4月1日

© SeaWorld Parks

シーワールド・サンディエゴは2018年初夏にオープン予定の新型ローラーコースター「エレクトリック・イール」 (“電気ウナギ”/*右:完成予想図) の概要を発表した。

エレクトリック・イールはシーワールドのコースターの中で最高度まで上昇し、最速スピードで下降するライド・アトラクションとして早くも注目されている。

新型コースターは曲線を描くルートを宙返りと反転を繰り返しながら進み、最大上昇点150フィート (約45メートル)、最大速度は時速62マイル (約100キロ) に達するスリル満点の乗り物。

ミッションベイの景色が天地逆さまで楽しめるという。

極度の緊張感とスリル感を伴うローラーコースターとして、10代中心の若年層に人気が集中しそうだ。

シーワールドが昨年から進めている水槽 (タンク) 中心の新企画アトラクションも話題になっている。

今年春にオープンした「オーシャン・エクスプローラー」はデジタル技術を駆使して海中の探検旅行に導くライド。

水槽内に息づく巨大タコ、クラゲ、クモガニなどをガラス越しに観察するなど、潜水艦ライドの疑似体験ができる。

乗船時間は長くはないが、搭乗者は至近距離で水槽内の海洋生物との出会いを楽しめる。

従来のアトラクションとは異なる教育的な内容となっている。

シャチの生態をVRゴーグル (レンズ付きゴーグル) でヴァーチャルに観察できる「オルカ・エンカウンター」も教育的プログラムの一つ。

シーワールドが教育的な新規アトラクションを打ち出した理由には、“ショー目的の隷属的なシャチの飼育” を糾弾する動物保護団体の強力なキャンペーンに加え、フロリダのシーワールドで調教師がシャチに襲われて死亡した事故を取り上げたドキュメンタリー映画『ブラックフィッシュ』の公開により、一般市民からの批判も寄せられるようになったという背景がある。

シーワールド・サンディエゴは今年1月8日にシャチが芸を披露する最後のショーを終え、今後は海洋生物の生態を伝える教育的プログラムに重点を置くものとみられる。

近年の入場者数も2013年の約440万人から、2014年には約380万人、2015年は約360万人と (*2016年統計は未発表) 3年連続で減少するなど、アトラクションの内容を刷新して人気回復を図る必要に迫られている。

2018年からは高さと速さを誇るエレクトリック・イールのほか、高さ60フィート (約18メートル) からのスプラッシュが迫力満点の「ジャーニー・トゥ・アトランティス」、巨大エイが泳ぐようなスリルを味わえる「マンタ」がシーワールド・サンディエゴの3大コースターとなる。


(2017年4月16日号掲載)