2021年7月3日
カリフォルニア州当局は7月1日、ギャビン・ニューサム知事 (民主) の解職請求 (リコール) への賛否を問う住民投票を9月14日に実施することを決めた。
新型コロナウイルスへの対応をめぐり一部住民の間で不満が高まり、投票実施に必要な数を上回る署名が集まっていた。
同州で知事のリコール投票が行われるのは、2003年に当時のグレイ・デービス知事が解職され、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が当選した時以来で、今回が2回目。
カリフォルニア州ではワクチン接種の進展を背景に感染状況が改善し、6月15日には経済活動の規制がほぼ全面的に解除された。
ニューサム氏への好意的な評価が広がっているとの調査結果も伝えられており、リコールの成否は見通せない。
ニューサム氏は2019年に知事に就任。
昨年11月には、外出や大人数での集まりを控えるよう住民に求めながら自身は高級レストランで知人と会食していたことが発覚し、批判を招いていた。
リコール選挙にはケビン・フォールコナー前サンディエゴ市長 (共和) も出馬する意向を示している。
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(2021年7月16号掲載)