昨年、SD郡を訪れた観光客/ビジネス客は3580万人

昨年、SD郡を訪れた観光客/ビジネス客は3580万人

記録更新、1900万ドルの過去最高額キャンペーン開始

2019年2月1日

© f11photo / shutterstock.com

2018年にサンディエゴ郡を訪れた観光客/ビジネス客は過去最多の約3580万人を記録した。

数字は推計ながら8年連続で増加しており、前年 (2017年) 比で+2.3%となった。

昨年、サンディエゴ郡に滞在した旅行者による当地での消費総額は113億ドル (約1兆2400億円) に達したという。

地元メディアが報じた。

SD観光局の統計では、空路による訪問者数は前年比10%アップ。

特徴としては、ロサンゼルス、アリゾナ、ネバダなど近隣地域/近隣州からの観光客増が目立っている。

また、SD郡空港委員会 (SDCRAA) によると、空路ではサクラメント、オースティン (テキサス州)、ボルティモア (メリーランド州)、セントルイス (ミズーリ州)、カンザスシティ (ミズーリ州) からの訪問者数が前年比で増加している。

これらの都市は過去数年内にサンディエゴとの直行便が就航しており、その “恩恵” が数字に表れているようだ。

メキシコからの訪問者数も前年比20%アップ。

日本航空の成田=サンディエゴ直行便を利用する観光客/ビジネス客も前年比8%増となった。

昨年、SD観光局はニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、ダラスを重点に観光キャンペーンを展開しており、その効果も現れたとみられる。

SD観光局は2018年にメディアを通じてのキャンペーンに1500万ドル (約16億5000万円) を費やしたという。

2019年は1900万ドル (約20億8000万円) を投じる計画で、その額は過去最高となる。

具体的には、30秒スポットの観光キャンペーン用テレビCMを用意し、2月中はABCテレビでオンエアされるほか、3月〜4月にかけてNCAA バスケットボール トーナメント/ NBAのメディアスポンサーとしてCMが流れる。

キャンペーン全体としては、今年上半期が終わる6月末まで、デジタル広告など複数のメディアを通じて “America’s Finest City” の魅力を伝えていく。

1月27日に閉幕したPGAツアー「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」のテレビ中継でも、目映い陽光が降り注ぐサンディエゴの海岸が映し出され、異常寒波に見舞われた米国北東部/北西部の人々に向けてメッセージを送った。

海外キャンペーンは中国、メキシコ、イギリス、カナダなど8か国を拠点に注力していくという。

一方で、今年は世界経済が停滞するとの予測もあり、2010年から右肩上がりで続いているサンディエゴへの旅行者増のトレンドを疑問視する向きもある。


(2019年2月16日号掲載)