SDの住宅価格、上昇トレンド続く 2021年1月、前年比14.2% ↑

2021年4月1日

全米各都市圏の住宅中間価格など、不動産市場の動向を分析する情報サービス社「コアロジック」は、今年1月の統計に基づいて、全米主要メトロポリタン (都市圏) における住宅価格指数 (S&P・コアロジック・ケース=シラー指数) を発表した。

前年同期比でみるサンディエゴ都市圏の価格上昇率は+14.2%で、前回の10月統計と同様、フェニックス都市圏、シアトル都市圏に次ぐ全体20都市圏中3位の高さを示した。

サンディエゴ都市圏の住宅中間価格は昨年10月に過去最高を記録した732,560ドル (約8,050万円) を下回る710,000ドル (約7,800万円) だったが、価格上昇率は10月統計から2.1ポイント上回った。

20都市圏中のトップ10は次の通り。

① フェニックス (+15.8%)
② シアトル (+14.3%)
③ サンディエゴ (+14.2%)
④ ボストン (+12.7%)
⑤ タンパ (+11.9%)
⑥ クリーブランド (+11.7%)
⑦ ニューヨーク (+11.3%)
⑧ シャーロット (+11.0%)
⑨ デトロイト (+11.0%)
⑩ ロサンゼルス (+10.8%)

全米の平均上昇率は11.2%。

上位10都市圏の価格アップ率は10月統計と比較して5%~7%高くなっている。

サンディエゴで住宅価格が急激に上昇した時期として、第一次不動産ブーム期の2004年10月、グレートリセッション (大不況期) を脱した2014年5月が記憶に残る。

専門家の分析では、昨年3月から全米を襲っている新型コロナウイルスのパンデミックで在宅勤務を余儀なくされる人々が急増し、仕事場を兼ねた郊外の広めの物件に人気が集まっている。

しかし、サンディエゴの住宅事情は、ここ数年、依然として高い需要に追いつかない供給不足が進んでおり、住居購入の難しさは緩和されていない。

米連邦住宅貸付抵当公社「フレディマック」によると、30年平均固定金利は昨年12月に歴史的な低率の 2.68%を示した後、今年1月に2.74%、2月に2.81%と緩やかに上昇し、4月1日現在は3.18%となっている。


(2021年4月16日号掲載)