密輸薬物押収、末端価格$2960 万
2020年4月22日
サンディエゴ〜ティフアナの米墨国境をまたぐ麻薬運搬用のトンネル (坑道) から大量の密輸薬物が押収された。
地元メディアが伝えた。
この地下トンネルは全長約2,000フィート (約610メートル)、最深部31フィート (約9.5メートル)。
米国土安全保障省、米国境警備局、SD麻薬坑道調査局の協力で3月19日に発見された。
当局の発表によると、米側トンネル終点 (オータイメサ) の倉庫からマリファナ (約3,000パウンド)、コカイン (約1,300パウンド)、メタンフェタミン (861パウンド)、ヘロイン (17パウンド)、フェンタニル (2パウンド) を押収した。
末端価格は合計2960万ドル (約31億6000万円) に上るという。
1日で密輸トンネルから5種類の麻薬が押収されたのは初めて。
発見されたトンネルが建造されたのは数か月前とみられ、比較的新しいという。
トンネル内部には強化壁、換気装置、照明装置が整備されているほか、運搬用レールも敷設されるなど、驚くほど装備が充実していた。
*写真はイメージ
(2020年5月16日号掲載)