Thursday, 18 April 2024

SD保安官代理を装い、御用に 車両停止命令を繰り返した容疑で

2022年6月15日

サンディエゴ郡の保安官代理を装った21歳の男が、昨年夏からノースカウンティで約12件に上る偽の交通取り締まりを行っていた容疑で逮捕された。


地元警察が発表した。


6月13日午前2時頃のフォールブルック市内。

赤と青の非常灯を点滅させて巡回パトロールカーに似せた容疑者の車には、事故を起こした形跡があり、別の車が前方に停車していた。


警察当局によると、逮捕時の容疑者は黄色と金の保安官記章 (SHERIFFバッジ) が前後に付いたベストを着ていた。

保安官バッチが付いた黒いポロシャツも押収され、この男が保安官に成りすまして一般車に停車命令を発していた事実が明らかになった。


容疑者は負傷しており、近くの病院で治療を受けた。

また、事故が発生した時、彼の車には女性の同乗者がいた。

彼女は軽い痛みを訴えていたが、保安官の成りすましには関与していないと判断された。

他の負傷者は報告されていない。


容疑者は午前6時過ぎにビスタ拘置所に収監され、保釈金は27万ドル (約3,645万円) に設定された。

男は保安官偽装警棒ブラスナックル (金属製武器) の所持不法監禁などの罪に問われている。


捜査当局は、容疑者が2021年8月以降、SD郡北部のボンサール、フォールブルック、オーシャンサイドで、計10件以上の “偽の交通取り締まり” を実行したと判断。

この男に車を止められた可能性のある他の被害者も探している。



(2022年7月1日号掲載)