2021年12月10日
「この街で暮らす自分の収入レベルは?」――そう思ったことは、誰にでもあるはず。
パーソナルファイナンスや生活コストなど、経済面のアドバイスやリサーチを手がけるゴー・バンキング・レーツ (Go Banking Rates) 社は、全米の50都市別にデータを分析し「金持ち」と認識される世帯収入額をウェブ上で発表した。
このサイトでは米国国勢調査局の最新データを用い、居住する都市で上位20%に属する世帯年収額を算出し、その金額以上を「金持ち」と定義している。
サンディエゴ (人口約140万人) で上位2割の高所得者層に食い込み、客観的に ”リッチ " とみなされるには157,252ドル以上の収入が必要となる。
市内で上位5%の ”スーパーリッチ" と呼ばれる超富裕層はさらに多額の収入を得ており、平均で479,743ドル。
ゴー・バンキング・レーツの調査では、ほぼ全ての都市で「金持ち」の資格を得るには6桁の所得が必要。
全米で最も厳しい条件を備えたサンフランシスコでは少なくとも239,840ドルの収入を要する。
上位5%なら743,811ドル以上となる。
50都市の中でハードルが最も低いのはデトロイトで、66,139ドル以上稼げば「金持ち」の仲間入りができる。
国勢調査によると、全米の2020年世帯収入の中央値は67,521ドル。
新型コロナパンデミックと、それに伴う経済的な影響を受けて前年比約3%の減少となり、統計上初めてマイナスを示した。
また、2020年の貧困率は11.4%に達した。
*ゴー・バンキング・レーツの都市別富裕層ランキングの全リストは www.gobankingrates.com/money/wealth/how-much-you-need-be-rich-in-50-major-us-cities/。
(2022年1月1日号掲載)