Thursday, 18 April 2024

日本食店主殺害で男逮捕 ティフアナ、仕事トラブルか

2021年7月12日

メキシコ・ティフアナで5月、日本食店を経営する男性が銃で撃たれ殺害された事件で、地元捜査当局は7月10日までに容疑者の男 (36) を逮捕した。

亡くなったヨシダ・タロウさんとの間で仕事をめぐるトラブルがあったとみて、詳しい動機を調べるとともに、他の容疑者の行方を追っている。

地元メディアが伝えた。
 

男はメキシコ最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」のメンバーとみられ、ヨシダさんを殺害した上、金庫にあった現金約3万ペソ (約16万6,000円) や所持品を奪った疑いが持たれている。
 

ヨシダさんはティフアナで「ヨシ・ラーメン」2店舗を経営。


5月13日、開店準備で店舗を訪れた同僚が金庫が開いているのに気付き、2階の部屋で椅子 (いす) の上に倒れているヨシダさんを発見した。

エル・インパルシアル (El Imparcial) のオンライン報道によると、バハカリフォルニア州検事局からの情報として、7月8日午後に「エル・オマール」と呼ばれるオマール「N」容疑者が逮捕され、ヨシダさん殺害事件の犯人の一人であることが判明したと伝えている。

調査の結果、5月12日午後11時頃、ヨシダさんは友人と一緒に、ティフアナ市内プラヤス・デ・ティファナのパセオ・エンセナダ通り、パドロ・ペドレガルの一画にあるショッピングセンター内にいたことも明らかになったという。


(2021年8月1号掲載)