2022年3月17日
プロ野球広島カープの鈴木誠也外野手 (27) がポスティングシステムで米大リーグのシカゴ・カブスに入団することで合意したと3月16日、スポーツ専門局ESPN (電子版) が報じた。
契約は5年総額7,000万ドル (約82億6,000万円)。
昨年11月のポスティングシステム申請後、鈴木の代理人は複数球団と交渉していたが、12月初旬に旧労使協定が失効したため交渉が中断していた。
新協定の締結に伴って交渉が再開され、新天地が決まった。
鈴木は東京・二松学舎大付高から2013年にドラフト2位で広島に入団。
強肩強打の外野手で、2016~18年のリーグ3連覇に貢献した。
昨夏の東京五輪では日本代表の4番打者を務めて金メダルを獲得。
プロ9年目の昨季は首位打者と最高出塁率のタイトルに輝き、リーグ3位の38本塁打をマーク。
プロ通算902試合出場で打率3割1分5厘、182本塁打、562打点。
同外野手は14日、一部で報道されていたパドレス入りについて自身のインスタグラムで否定した。
英語で投稿し「決意を固めたと報じられていますが、真実ではありません」と綴った。
大リーグは労使対立の影響で昨年12月から移籍交渉が凍結されていたが、新労使協定が3月10日に合意したことにより、交渉が再開した。
鈴木はロックアウトが解除される前から渡米し、ロサンゼルスに滞在していたことを自らのインスタグラムとツイッターで明かしていた。
*Picture: © kyodo
(2022年4月1日号掲載)