この度は『茶通箱』にて初春を寿ぐ

この度は『茶通箱』にて初春を寿ぐ

日本古来よりの年中行事を中心として茶会を随時開催しています

表千家茶道クラス『四季の会』では、去る1月21日、ガルシア宗繁教授の茶室にて恒例の『初釜の茶会』を催しました。

「新年にあたり人生のプロセスとして、自己をよく見つめ、心のマグマを豊かに躍進させて、茶道を通じ、一期一会の精神を大切に、謙虚で慎みのある人間になるようお互いに励みましょう」と宗繁教授の挨拶で初釜をスタート。

当日は雨天続きのために和服着用を中止し、洋装での開催となりました。

茶庭の戸口には松竹梅の注連縄を飾り、茶室の琵琶台に羽子板、宗繁の直筆による鶏の俳画を飾りました。

三宝には重餅、お軸は梅の挿絵、床柱には正月の飾り、池坊の花入れに松・竹・梅を活けてお正月の雰囲気を醸し出しました。

炉縁は黒柿合塗『四季草花』、釜は松・竹・梅の地紋の平丸釜、棚は二重棚、水差しは『高取焼』、茶通箱のお銘は『桟橋』、茶入れは『文琳』、抹茶は『妙風の昔』、それぞれに仕服を着せ茶通箱の中に収め、二重棚の上に飾り置かれました。

茶杓は利休の写し。

お正月にふさわしい『島台茶椀』、茶碗の内面には金銀の箔で重ね茶椀として用いました。

茶通箱の点前、一部の正客は飯泉宗礼さん、二部の正客は滝宗弘さん、お詰めはエブラハム氏、亭主、周参見宗苗さん。

一同、心を一つにしての動作によって無事に『茶通箱』のお点前を終了。

この後、宗早さんピアノ演奏で『一月一日』の歌を、次に宗礼さんのピアノ演奏で『おぼろ月夜』を合唱しました。

続いて宝引き、この後、おたふくゲーム。

目隠しをして眉・目・口をおたふくの顔面に置くゲームに爆笑、初笑いのゲームも無事に終了。

1等はエブラハム氏、2等は宗礼さん、残念賞は恵美子さん。

各自に賞品が手渡されました。

その後、点心に入り、和気あいあいの内に初釜を無事に終了しました。

因みに、1月7日の初稽古では、宗繁教授のお手製おせち料理とお雑煮が振舞われ、お弟子さん達はお正月気分を満喫しました。

14日のクラスでは、邪気を払い万病を防ぐ意を込めて頂く『小豆粥』を作り、お弟子さん達に喜んで召し上がってもらいました。


Shiki-no-kai / Professor Sohan (Shigeko) Garcia
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(2017年2月16日号掲載)